聖地マシュハド!夜のモスクの美しさと、人がヤバかった…【世界一周29ヵ国目イラン】

2018年8月24日




本日はマシュハドのハラメ・モハッタル広場に行きます。

今日は昨日宿で出会った日本人の「ハッサン」と一緒に出かけます。

ちなみに「ハッサン」はあだ名。


本名は伏せてほしいとのご依頼がありました。


なぜ「ハッサン」かといいますと、彼のテッパンギャグで、イスラム系の国で名前を聞かれると「ハッサン」と答えるそうだ。


ハッサンは日本の名前でいうと「太郎」的な笑
これを言うとイスラムの国では大ウケだそうだ。

ぜひみんなも試してほしい。ホントにウケてたからw



朝行く途中に朝ごはん


サンドイッチ

美味しいけど、なぜかパンにパンが挟まれている。



W炭水化物


こっちはイランでよく見る、モルト飲料



イランはアルコール禁止なので、ビールと似たパッケージでノンアルコールのモルト飲料が売られています。これはミックスフルーツ味

テイストは、苦味が一切なく美味しいです!
ハッサンはいたく気に入っていて、「日本で売ったら売れるんじゃないか」と絶賛しておられました・



そして、マシュハドのハラメ・モハッタル広場


ここは、イスラム教シーア派の聖地です。ここには8代目エマーム・レザーが眠っています。
先日も書きましたが、エマーム・レザーはシーア派で唯一、後継者候補に選ばれた人物です。


異教徒は北西出口から入ります。

入り口では、荷物チェックとボディチェックが行われます。異教徒は特に厳重に行われます。※女性は、ここで「チャドル」と呼ばれる大きい布を借りてください。


ここは、携帯電話以外、電子機器禁止です。
充電器とかでも言われるので、宿において来るのが無難



しかしながら、カメラは禁止ですが、携帯電話で撮るのは自由!

ミーハーなイラン人に混じって、私もパシャパシャ撮りまくってましたw

偶像崇拝禁止はどこへ行ったw



入って真っ直ぐにアースターネ・ゴドゥス・ラザヴィー国際関係局に行ってください。

異教徒は無料のガイドを付けられるのです。

場所は、シェイフ・バハーイーの通りのトイレの左側にあります。


入ると身なりのいいカンジのガイドさんたちが、出迎えてくれます。





因みに、ここのガイドになるのは、大変難しいのです。

何せ、聖地のガイドなので、敬虔なイスラム教徒であり…

かつ、かなり社会的地位も高く、お金もないとなれないそうです。




つまり、金持ちしかなれない!


オマケに、お金は出ない完全なボランティア金持ちだから関係ないか…



けど、聖地でボランティア出来ることは名誉な事なので、誇りを持ってるそうです。




チャーイを出されて、このモスクについての小冊子が配られます。しかも、日本語版w


「ここにいる人は偉い人だから、なんでも質問していいよ!」



と言われます。

異教徒なのに、まさかのちょーウェルカムな雰囲気。

遠慮なく質問させてもらってから、このモスクについてのビデオを見せてくれます。



それから、ガイドさんと一緒に内部を回ります。



今日は金曜日だったので、イスラムの休日です。なので、午後には博物館が閉まってしまいます。

なので、先に博物館を回りました。

行ったのはカーペットミュージアム






 

イランが誇る伝統工芸品、カーペット




どれも絵画みたいで、うっとりするような出来栄え!


これは日本でいう、のれんのようなカーペット!



ものすごくでかい野口比

ちなみに、私が本日着ているのは、マイチャドルです。
昨日デパートのような所で、チャドルを950000リアル(950円)で購入しました

今、イランの通貨リアルが経済制裁のおかげで、鬼の様に安いので、安く購入できました。
まあ、あまり良くない話なのですが

借り物は写真が撮りにくいし、どのみちモスクで必ず必要なので、購入をオススメします。


これは、このモスクの主、エマーム・レザーのお墓!


…の1代目





次は2代目、純金&純銀製です。


他にも純金の門やら、ともかくお金を尽くした品々が飾られています。



因みに、ここの地下には公共のお墓があるそうです。
イランは火葬して、埋葬するようです。



 これは観光中のイラン人に写真を求められた時の…


イラン人は写真好き

そして、博物館の外を一周して、終了しました。



めっちゃいい人で、私達の質問にもなんでも答えてくれる!

イスラム教徒イランのイメージが覆るので、ここ着たら、ぜひガイドを付けてもらってくださいね♪

ガイドさんと別れてから、アザーディー広場という、綺麗な場所に行くことになりました。



注意しなければいけないのは、日中のお祈り前は男子のみしか入れない事!

ハッサンさんは男子なので入れましたが、私は女子なので、その場所には入れませんでした。

その為、私達は離れ離れに

その後は会えなかったので、それぞれで観光しました。



私は、2日前の夜にエマーム・レザーの聖墓も見ていたので行かずに、お昼のお祈りを見ました。


前情報によると、このひっろーい広場に絨毯がバーッと引かれて、終わるとバーッと片付けられるそうですが、暑い時の昼は室内で行われるそうで見れませんでした。


なので、少しですが、お祈りシーン。



キレーに揃ってる!





初めてちゃんと見ましたけど、やはりこれだけ揃ってると感動しますね!

イスラム教凄いな!

それが終わって、その日は一旦帰りました。



夕方、また来て絨毯引きと回収をリトライしたのですが、行ったらもう敷かれてて、しかも本日金曜日な為、みんなダラダラして、絨毯の回収が待っても待っても始まりませんでした。

なので結局絨毯回収は見れませんでした
残念



けど、金曜の夜の大規模なお祈りが撮れたので、そちらも写真載せておきます。













それでは、2日前行った夜のアザーディー広場と、エマーム・レザーの聖墓について、書きたいと思います。



2日前の夜…



その日は、運悪く祝日の日だった様です。

いや、是非とも運良くと書きたかったですよ!

まあ、私の苦しみは、読んでいただくとわかると思います。



その日、宿にいたスペイン人男女2人と一緒にモスクに行きました。


モスクについたのは、夕方のお祈りが終わってからでした。
それでも、その日は沢山の人でごった返していました。




その日は、「エイデ・ゴルバーン」という祝日。
わかりやすく言うと、犠牲祭ですね。

あの羊の頭を食べる日です
あーモロッコの時を思い出すなw
二度と食べたくないw



何はともあれ、犠牲祭の為に広場にはエマームにお祈りしようと、いつもよりたくさんの人が詰めかけていました。


まずは、広場に入るのに厳重にセキュリティチェック!


その時は気が付かなかったんだけど、そこは異教徒入り口ではなかったのです。




顔が顔の為、ものすごく疑われる私…



お前イスラム教か?



と聞かれて、


イスラム教徒だ!



と、うそぶいたら通してくれた。



そして、スペイン人の人は、検査少なかった。

原因は、顔の濃度ですね。

東チベットで活躍した平顔もここでは役立たずだ。

入って、男の人と合流。



 広場には、お祈りが終わっても、まだ絨毯の上でダラダラしている人たちが沢山いました。



 まずはアザーディー広場に…








めっちゃキレイ!


次の間も



鏡ばり!






とってもきれいで、イラン人に混じって、携帯でめっちゃ撮ったw


本当イラン来た甲斐があったなぁ

ビザちょーメンドくさかったけど

そして、エマーム・レザーの聖墓へ

ここで再び男女別れます。

キンキラです


ここからは流石に写真禁止!


中に入るとすごい人…

進めないぐらいの人が広場にひしめいていた…

エマーム・レザーの聖廟の広場は真ん中に、前の写真のような、長方形の格子に囲まれたお墓があり。

これ


2辺が男性、もう2辺が女性といった具合で、スペースを分けるための、格子状の鉄でできた仕切りがある。

その周りには、墓を一瞬でも触ろうと、イラン人が競うように、墓に押し寄せていた。

今日は祝日なので、いつもより人も熱気もスゴイです!
みんなこの日だからこそ、ここに拝みに来ているのです。


私とスペイン人も頑張って、墓に触ろうと突き進んだ!





もう筆舌に尽くしがたいぐらい最悪だった。



満員電車の状態で、人が動こうとしたらとんでもないことになることがよくわかった。


借りたチャドルやヒジャブは引っ張られて脱げるは

なぜこの状態でイラン人のヒジャブが脱げないのか不思議

カバンや手足が四方向バラバラに引っ張られて、もげそうになるは


肺は人の圧で押しつぶされそうになるは


で大変だった。





もうちょっと、聖域なんだから並ぶとかしようよ!



という、話は日本的な考えなのだろうか…


と思いながら、負けたらたどり着けないので、ひたすら突き進んだ。




そして、15分ぐらい格闘して死にそうな思いで、お墓にタッチした…



特に何を拝むでもないけどw


なんかみんな必死になって、墓を目指すからその気持ちがわかるかと思ったんだ。




分かるはずもなかったけどね…w



それから、今度は墓に押し寄せる人たちを押しのけながら、何とか輪の外に出た!







そしてふと気が付くと、スペイン女性とははぐれてしまっていた。




探そうと努力したが、この無個性なチャドルの波から、女性を探すのはほぼ不可能だった。




聖域の押しくらまんじゅうで、だいぶ私も疲れてしまった。


聖域なんだからもっとちゃんとしようよ!


とか文句を言いながら、その日はさらっと見て帰ることにしました。








夜のモスクは素晴らしかったけど、少なくとももう2度と、エマームの霊廟にはいかないと頑なに誓いましたw




旅メモ

エマーム・レザーの霊廟 無料
男女に分かれるゾーンが多いし、人もすごいので、ちゃんと待ち合わせ場所を決めておかないとはぐれます!
携帯電話使えない方はお気を付けください。




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