理塘に行きました。結局、色々大丈夫でした【世界一周 東チベット】

2018年7月7日




康定(カンディン)から、新都橋(シントゥーシャ)まで乗り合いで行き、そこからヒッチハイクで理塘(リタン)を目指します。



リタンは今、中国の軍事演習で外国人侵入禁止なので、不法侵入ではあります。


バレたらアウト



カンディンまで戻るしかないです。
よくて途中のシントゥーシャ



カンディンまで行けてもバレる可能性があるので、黙って行こうと思います。

宿のすぐそこのバスターミナルから、ターゴン行きに乗って、シントゥーシャで降ろしてもらいます。




外人とバレるとふっかけられるので、



「シントゥーシャ」



としか言わない



値段を聞かずに乗る

何も言わずに、正規料金25元払う



この作戦で行きます。

それが、後々正しいことを知る。



8:45



私は助手席、に座っていました。

目の前にはソーラーシステムでくるくる回るマニ車が…

もう「徳」というか、「欲」を積んでるんじゃないか…

と言いたいが、チベット人は真剣なのであまり言わないでおく。



康定を抜ける途中で、白人カップルを乗せて行ったが、その値段交渉がちょー難航してた。

25元の路線に35元をふっかけて来ていた。

しかも、運転手のおばちゃん一歩も譲らず!
私これやってたら絶対負けてるな笑



そして、どう話が付いたのかわからないけど、納得した外人を乗せ、再び発車しました。
私たちを乗せた車は、順調にイニシャルDしながら、どんどん高度を上げて行った。

途中で、中国によくある「民族団結ホニャララ」的なつまらない看板を見る





数ある先進国の中で、こんなイチイチ団結とか何とか叫ばないと、いけない国は初めてだ。


それだけ、この国のもろさを表しているようにしか思えない。




高山病で眠くなるのを心配したけど、今回は何とか眠くなかった。



そして、登り切った先に美しい景色が




途中で大量のヤクたちが、道を横切っていた。



ヤクはチベット人の重要な畜産物の一つ!

ヤクの肉も乳も、チベット人には欠かせないものです。


そして、2時間後シントゥーシャに着いた。





そこで、乗り合いに25元を払った、そして黙って去った。

あのおばちゃんが後々気づいて、慌てて追ってきたが、「メイヨー(無いよ)」と言って突っぱねた。

するとあっさり引き下がった。
良かった、あのカップルみたいにメンドイことにならなくてw



それから、そこら辺の綺麗なカフェで、一旦休憩。
デザートを食べて、トイレを借りた。



それから、ヒッチハイク!


実は東チベット、外国人のヒッチハイカーを乗せるのが禁止なんです。

まあみんなそれを承知で、乗せてくれたり、ヒッチハイクしたりするわけですわ。


因みに、見つかったら、日本人は調書を書いて終わりですが、チベット人は業務停止に追い込まれたりするそうです。




なので、乗用車狙い

中国の車は検問がないとのウワサ…

他に隠れていくとなると、方法知らないからね…


今回はこのあたりでヒッチハイク!








そして、筆致を始めてすぐ優しいチベットのおじさんが、1時間ぐらい乗せてくれました。
この間は検問ナシでした。









お礼を言って降ろしてくれた近くで、ご飯。


牛肉面

そして、次は、少年達が乗せてくれた



…が、何故か10分程で降ろされた。

そう






そこは、シェアタクシー乗り場だった。


ヒッチハイクの意味ーwww




再び乗用車を拾うことも考えたが、やっぱり警察に止められた時、ヒッチハイクは大変!

まあ、ヒッチハイクでリタン行くと決めた時点で、誰それかに迷惑をかける事が確定なのですが



乗り合いならまだ知らなかったで、シラを切れるので、乗り合いにしました。


なぜなら、今回正式なお触れは出ていないようです。

まあ中国的にも、大っぴらにチベットで軍事演習するとも言いにくいでしょう。



あと、乗合タクシーの運ちゃん達のノリに押されてw
彼らは「大丈夫だ!」と豪語しておりました





そして、彼らの中で一番低い価格を言ってくれた人にしました。ごめんなさい価格は忘れちゃいました。確か60元…

なかなか若くて仕事できそうな人相の、運ちゃんだったので決めたのもあります。

顔で判断するってアレだけど、こういう微妙な仕事を頼むとき、そういうの重要です!




そして、それからちょー待ちます。


4時間ぐらい待った…

だって満員になるまで、発車しないのだもの…

久しぶりの満員発車システム。

けど、席は一人一つありますw



暇なので、他の運ちゃんと記念撮影w

チベットの男はテンガロンハットをかぶるのが定番なんです



出発したのは、夕方16時になってからでした。


乗車したのは、私以外全員チベット人w



最初は黙ってバレないので、ひっそりしてましたが、一度しゃべると若い子たちは興味津々!
グーグル翻訳を使ってめっちゃ話しかけてきました。


発車も遅かったので、日が暮れてきました。



途中でチベット人がとってくれた写真。



大自然なんだけど若干表現しきれてないw



けど、この路線とっても景色がきれいなんですよ!



そして2時間程経ち、迫ってくる理塘の検問…

私は、車の奥に収まって、ただただ静かにしていました。





理塘の前は、2つゲートがあります。


チベットの車は窓にスモークが貼ってあるので、最後部の座席は最適の隠れ場所です。

特に運転手には「隠れろ」と言われず…

ただ「大丈夫だ」と…

それを信じて、堂々としていました。
一応チベット人に見えるように、普段かぶっている探検帽は取っておきました。




そして、検問

車が警察のいる建物の横に泊まった。



運転手が持っていた荷物を公安に渡す。



にこやかに挨拶!



そのまま通過…





えっ、パスポートチェックないの?




そして2つ目の検問も同じように、通過!



どういうこと?



シェアタクは検査ナイの?



そして、宿に着いて、さらにびっくりすることが、




白人いるじゃん


しかも、自転車で今日ここに着いたそうです。

何?あのリタンは入れない情報?

ガセ?

けど、事実追い返された人はいるようです。

真相は分からないけれど、とりあえずは入れたから良しとしましょう。





因みに、このおじいちゃん有名人なんですよー


平昌オリンピックに出場した息子の応援に、スイスから「チャリできた」あの人!



日本でも話題になったそうですね。




どっかでウェブ記事を見て、覚えていたのですが、まさかこんな東チベットの奥地で会うとはw


今は旦那さん一人。奥さんは上海でけがの療養中だそうです。




理塘は標高4000mの高地!


ここを55歳にしてチャリで来るなんて…


チャレンジに年齢なんて関係ないことを、まさに体現しているお方でした…



墓場に入ったら何も残らないのだから。


一度しかない人生だから、思いっきりやる!


そう言っていました。




色々人生のお話を聞けて、自分も年齢に制限された人生は止めようと思いました!




今の人生を思いっきり生きよう!



そんな人生の大先輩にお話を聞いたところで、本日の日記は終わりにしたいと思います。


それではまた明日ー!





今日のお宿 理塘的夏天青年旅舎


ドミトリー 140元




シャワー&水圧 ★★★☆☆
普通に使えるレベル
清潔さ★★★☆☆
部屋はキレイだけど、水回りは△
Wi-Fi ★★★☆☆
まあまあ
コスパ ★★★☆☆
普通


理塘にはポタラインが有名だが、こちらの方がおススメ!ポタラインはいい噂を聞かない…

レセプションも綺麗、Wi-Fiもちゃんと使える。水回りは微妙な時があるが、許容範囲。

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