世界でここだけ!チベット伝統の葬式方法「鳥葬」を理塘で見る【世界一周 東チベット】
今日は待ちに待った「鳥葬」を見に行きます。
私が初めて鳥葬の名前を知ったのは、小学生ぐらいの時かな?
手塚治虫の「メトロポリス」に合わせて描かれてる「ふしぎ旅行記」って、漫画があるんだけど、その中で鳥葬の説明がされてたのが、始まり。
それから20年経っても、その風習が残ってることは知らず。
世界一周にあたって、大阪の先輩から聞いて、絶対見たいと思ったのがキッカケです。
皆さん鳥葬が、なんぞやか分からないと思うので、説明します。
日本は、火を使うから「火葬」ですよね?
対して、チベットは鳥を使うので「鳥葬」です。
要するに、鳥に遺体を食べてもらって、葬送する葬式方法です。
この葬送方法が現在、現存するのは世界でもチベットのみです!
本によっては、「より魂を天に近づける為」
とか、書いてますが、実際は魂は天に行ったので、その抜け殻を処理する。
なんなら、火は燃料がもったいないから、鳥に食べさせてあげよう!
と言う、実に合理的な考えに基づいております。
また、今まで沢山の殺生を行ってきたので、「最後ぐらい他の生命の役に立てよう」という、仏教的な考えもあるようです。
真偽は定かでは、ありませんが、古代宗教である「ゾロアスター教」の流れを汲んでいるとも言われていますが、根本の考え方が少し違います。
ゾロアスター教は拝火教とも言われ、火を信仰しております。
ゾロアスター教の考え方だと、死体は悪魔と考えられていて、神聖な火を汚したくないというのが、根本の考えのようです。
ただ、影響を受けたのではないか、とは言われています。
ちなみにインドのムンバイも昔やってました
行くのは絶対にタクシー!
昨日、高山病で死んでたので、絶対に歩きたくない!
タクシーを5、6個か捕まえたけど、ホントの値は10元なのに、一台も10元せず。
30元で言ってきました。
ふざけんな!外人だからって、足元見やがって!
けど、折り合いがつかず、20元で妥協しました。
そして、鳥葬の場所へ
タクシーの運ちゃんに「今日やるのかな?」と聞いたら
「チンプートン(分からないな)」
と言っていました…
ここに着いたのが、7時ぐらい。
そして、待つこと…
1時間…
この日は結構人がいて、マレーシア人家族3人と、イギリス人がいた。
あれっ?外人禁止じゃないの?
もはや、ザルすぎる中国公安。
なにが正しくて、なにが正しくないのかわかりません。
なにが正しくて、なにが正しくないのかわかりません。
マレーシア人の方が他の人に「外人だ」と先に言ってたので、私も遠慮なく「日本人だ」とカミングアウトした。
そして、チベット人のダンディおじさんと話していた。
後々、その人が共産党のバッジを付けてい他のに気が付いて、ドキドキしたが、何もありませんでした。
後々、その人が共産党のバッジを付けてい他のに気が付いて、ドキドキしたが、何もありませんでした。
そして、9:30になり、ようやく葬儀が開始された。
今回は結構人数多くて、中国人団体やらもいて、結構な人数だった。
リタンは、比較的静かに見られると有名なんだけどな。
手前の山に、遺体を運ぶ人達。
ついて行こうとしたら、中国人の女の子たちに止められた。
「女子は登ったらダメなのよ」と
いや、この前言ってた人達に聞いたら、前回も前々回もそんな言われてないはず…
友達は5メートル近くで見たらしいし…
後々、わかったのだが、おそらく彼女たちが中国人だったからだろう。
チベット人は、中国人が鳥葬を見るのを嫌がるのだ。
写真とかすごい撮るから。
なので、中国人の一般認知では登れないというのが、常のようだ。
写真とかすごい撮るから。
なので、中国人の一般認知では登れないというのが、常のようだ。
なので、1人目は山の麓から見た。
マーレシア人の奥さんと私は、悔しがっていた。
せっかくこの為にここに来たのに、こんな遠くからしか見れない…
しかし、中国人達が1人目で帰った。
そして、近くにいたお坊さんに確認したら、登ってオッケーだ!と、
ようやく、私達にも見る機会がやって来た!
2人目は男の人だった。
まず山に落ちてる物を紹介しましょう。
ナタ、ナイフ、オノ、ハンマー
名探偵コナンもビックリの立派な殺人現場です。
もう死んでるけど
鳥葬のやり方はこうです。
まず杭を打って、遺体の首と杭を繋ぎます。
おそらく、遺体が散らばらないようにでしょう。
そして、法衣が汚れないようにビニール袋被ったお坊さんが、遺体を切り刻んでいきます。
多分真言ぐらい唱えてるだろうけど、もう魂の抜け殻なので、死体を切り刻むのに遠慮はしません。
あくまで、鳥達が食べやすいように切り刻んでるのです。なんなら内臓がはみ出てる。
その間、鳥達が遺体の匂いを嗅ぎつけて、寄ってくるので、切り刻んでる間周りの人が追い払い続けます。
何かと思ったら、遺体を狙う鳥達だったみたいです。
ノグチもレディでしたが、鳥たちも朝早くからレディだったようです。
私は5メートル近くで見ましたが、死後まあまあ経っているのか、腐乱臭がしていました。遺体の色も、所々紫に変色しています。
切り刻んでも血が出ないし、まるで人形のように見えます。
そして、切り終わってお坊さんが離れた瞬間…
一斉に鳥が襲いかかります。
もうね、遺体が全く見えないぐらい
そして、鳥達が落ち着き、遺体が再び見える頃には、ほとんど骨しか残って無いのです。
そして、残ったホネを集めて、平たい石の上に置いて、飼料のような物をふりかけながら、脊髄や頭蓋骨を、ハンマーで砕きます。
撲殺現場みたいな音を立てながら、頭蓋骨が砕けていきました。
あー、撲殺って痛そうだ…
あー、撲殺って痛そうだ…
そして、骨まで丁寧に粉砕して、団子状にして、再び鳥達に撒くのです。
遺体に、無駄なところなし!
人によっては、人の葬式を見るなんて、不謹慎なと思うかもしれませんが、それは日本人なりの死生観。
国が変われば死生観も変わります。
中米の国なんて、お墓の上で、ダンスしたり、お酒飲んだりしますからね。
ペルーで私がミイラの写真を撮りあぐねてたら、「なんで写真撮らないんだ?」
とガイドに言われたことがあります。
そんな感じ。
今日は3人も葬送されました。
2人目で十分だったので、3人目の途中で帰りました。
マレーシア人の家族も一緒だったので、そのまま車で送ってもらいました。
マレーシア人の家族に別れを告げて、とりあえず、ご飯を食べに行った。
よくこんな後に食えるな!
って言われるかもしれないけど、何せ昨日の晩から、何も食べてない!
私のお腹は限界だった。
それに、ノグチはグロいのは結構平気だ!
それに、ノグチはグロいのは結構平気だ!
ヌードルといっても、チベットのは「すいとん」のような感じ。
細長い麺ではない。
トマトベースのスープに入っていて、とても美味しかった。
隣の家族はリタン伝統の衣装を着ている女性たちだった。
この筒状の帽子が特徴の一つだ。
隠し撮り…
それから、宿に戻って、再び最悪な言葉を聞いた。
次に行く「甘孜ガンゼ」外国人入れないカモって…
次に行く「甘孜ガンゼ」外国人入れないカモって…
またかよ!
しかも、また入れるか、入れないかよくわからない曖昧なやつ!
リタンも入れないって言いつつ、何人外国人に会ったことか!
それに、ネットなどに情報を載せないのも、どうせ国際社会の非難が怖いから、おおっぴらに「外国人入れませーん」って言えないんだろう、本当に腹立つ!
ダライ・ラマの誕生日だか、軍事演出だか知らないけど、とりあえず、ムカつく!
ちょうど3日前の7月6日がダライ・ラマの誕生日でした。
ちょうど3日前の7月6日がダライ・ラマの誕生日でした。
ムカついてもしょうがない。私はガンゼに行かなければ。
チベットの尼僧寺、アチェンガルゴンパを見たいのだ。
とりあえず、またシェアタクかな…
そう思って、シェアタクに時間と値段を確認しに行こうとすると、台湾人のおばちゃんが、一緒について来ると言った。
彼女がその情報をくれたのだが、彼女も行きたいそうだ。
それで、とりあえずシェアタクに値段を聞きました。
台湾のおばちゃんが別の外人に対応してるうちに、「120元」との情報をゲット。
そして、歩いて遠いバスターミナルへ。
20分ぐらいかかったかな
20分ぐらいかかったかな
バスターミナルの人に台湾のおばちゃんが、中国語で聞いてくれた。
答えは
「チケットは売るは明日7時に来て、それまでに公安に確認するから」
それってさー、この前追い帰された、みゆきさんに言ったことと同じじゃん!
どうせ、明日の朝、公安が現れて、「お前は行けないから、諦めろ」って言うパターンでしょ?それで払い戻しされて追い返されるんでしょ?
てか、そもそも、何故バスターミナルに通達しない。
お前らどうせとってもまずい事やってるんだろう?
だから、おおっぴらにできないんだろう?
だから、おおっぴらにできないんだろう?
本当に腹立つ
中国人はまだいい人もいる、いや、たまには嫌いな時もあるがw
政府はマジでクソだ!
政府はマジでクソだ!
シェアタクが高いので、途中までバス行こうとしたが、当たり前だけど同じ路線なので、買ったところで、この窓口のお姉さんが公安に確認する可能性が高い。
何せ、私がガンゼ行きたいことを知っている。
明日の朝、公安が来るのは必死だ!
何せ、私がガンゼ行きたいことを知っている。
明日の朝、公安が来るのは必死だ!
ということで、バカバカしくなって、購入をやめた。
シェアタクで行く!
それの方が勝率が高い!
未だに本当に禁止なのか、曖昧でわからないまま私はそれを決めた。
この国は叩くとホコリしか出て来ない。こんな酷い国が、国として成立して我が物顔を振るってるのが、本当におかしいと思う。
台湾人のおばちゃんに不満を言いながら、宿に帰った。
帰る途中に、いかにも中国が作りました!という感じの、ケバケバしい門があった。
こうして、インフラを整備して、建物を取り壊し、徐々にチベットを取り込んでいるんだ。
それは、民族共生ではなく、民族浄化だ。
私は本当にこの国が嫌いである
コメント
コメントを投稿