世界三大磁器メーカー!ロイヤルコペンハーゲンの不朽の名作を訪ねる【世界一周35ヵ国目デンマーク】

2018年10月3日その2





まだまだ続くコペンハーゲン観光♪




いつもは周った順に大体書くのですが、ストーリー性を持たせるため今回は周った順番に書いてませんが、実際は間に他の観光地を挟んだ方が効率がいいです。

内容はあくまで参考までに…



北欧はデザインシティ♪


北欧と言えば、かわいいデザインの雑貨のイメージがありますよね!

デンマークもその一つ。



まず皆さんのなじみのあるLEGO




これはデンマーク発祥、皆さんも一度は遊んだことがあるはず。

街には大きいレゴ屋さんがあって、入り口では大きいレゴのフィギュアがお出迎えしてます!

ストームトルーパーも

今はハロウィンだけどもうすぐクリスマスなので、かわいいクリスマス雑貨もたくさん売っています。



雪だるま―


はー、諭吉が唸るほどあったら、店ごと買い占めたいですね…


コペンハーゲン本日の最後の話はそんなコペンハーゲン生まれの伝統工芸品について触れたいと思います。

その前に、巡ったお城や教会について書きます。


まずは、フレデリックス教会!



もちろん普通にキレイなのですが…

何故かこの日は桜の木が吊り下がっていて、こんな冬場なのに、春を感じられる暖かな教会に変わっていました。



桜と教会ってこんなに合うんだ…

なんか幻想的で、感動しました。



そしてすぐ近くにあるのが、アメリエンボー宮殿



宮殿?と言うか「お家」ってカンジなんだけど、城が炎上して亡くなってしまった為、貴族の邸宅を宮殿としたからなんだそう。

ちゃんと門番が守っていて


軽ーい交代式っぽいのも見れたので満足!


内緒話中…

そこから北の方に行った人魚姫像の近くには、カステレット要塞があります。



上から見ると星の形をした要塞で、コペンハーゲン港の防衛の為に建てられました。


今は風車もあって、風情ある公園として使われています。




公園内には、聖アルバニ教会と


その横にはゲフィオンの泉があります。


4頭の雄牛を従える女神と


まわりもメルヘンなディティールに富んでて、面白かったです。





因みに、ここ一帯は「チャーチル公園」とも名付けられています。


園内には、イギリス首相「ウィンストン・チャーチル」の銅像があります。


これはナチスドイツから、デンマークを救ってくれた感謝のしるしだそうです。



そして最後にクリスチャンボー宮殿!


ここがコペンハーゲン発祥の地!
ここに築かれた小さな砦から、コペンハーゲンの街は発展していったそう。

中はちょこーっと見学しただけ!


重そうに天井を支えるおっさんの像が印象的でした…


そして、市内に再び戻って、いよいよ本日の第二のメイン♪


世界三大磁器メーカーを訪ねる



場所は、ストロイエと呼ばれ町最大のショッピング通り



その一角にあるのが、マイセンなどと並ぶ世界三大磁器メーカーの一つ「ロイヤルコペンハーゲンの本店」です。


1773年、フランツ・ヘンリック・ミュラーがデンマークで初の硬質磁器を完成させました。その後、王室の援助を受け、王室御用達窯として、発展してきました。




有名なのが、毎年発表されるクリスマスデザインのイヤープレート!

1908年以来、毎年欠かさず発表されているこのお皿。
本当にこの年限定の物で、追加生産はされないため、思わぬプレミアがつく年もあるほど…

これは行った年、2018年デザイン



道端の古道具屋でたくさん売ってたから、買っとけばよかった…


コペンハーゲン本店ともなるともちろん!初期デザインから100枚以上のお皿、すべて揃ってます!






マニアが泣いて喜びますね…


因みに、このロイヤルコペンハーゲン独特のブルーは、日本の古伊万里に影響を受けたものです。


美しいブルーがとってもきれいですね…


実は目的はイヤープレートではなくて、他なんです。



確かに物はあったには、あったのですが、本当の目的の物ではなかったので、もう一つ別の場所に行きたいと思います。






不朽の名作「フローラ・ダニカ」


目的の物は、調べると「ローゼンボー離宮」にありました。


クリスチャン4世が、絶世の美女キアステン・ムンクと恋に落ち、彼女を迎える新居として建てたのが、この離宮。
今は、宝物館としても利用されています。




デンマーク王室の財力を感じられる内装、調度品はとても見事です。



地下にはクリスチャン4世と5世が使った、戴冠式の王冠が飾ってあり、その豪華さに驚きます。


そして、目的の物はこの建物の最上階にあります。


陶磁器がたくさん飾られた部屋に、それがあります。


今回の目的、ロイヤルコペンハーゲン不朽の名作とも言われる「フローラ・ダニカ」です


フローラ・ダニカは世界一豪華なディナーセットとも言われています。

18世紀フレデリック王子が、当時親交の深かったエカテリーナ二世に送るために作られたものです。

パターンネームのフローラ・ダニカは「デンマークの花」を意味します。

その名の通り、一枚一枚にデンマークの植物や花がすべて手書きで描かれています。



元々の計画は、「フローラ・ダニカ植物図鑑」の2600点もの植物を、一人の絵付師がすべて描くと言う、途方もない計画でした。

巻かされたのはバイエルという絵師。

彼は、その過酷さから描いている12年のの間に、視力を失ってしまったそうです。



最終的には、エカテリーナ二世が亡くなったため、制作が中止。

2600点までは行かないものの、1802点の完成品として残されました。



その一部が置いてあるのがここです。


正直、ただの植物を描いた皿だし、地味だろうと思っていたのですが、本物が並べられている姿は圧巻でした。


わざわざお金払ってきてよかったです!
※入場料の金額はわすれました…汗




実は、本店にも「フローラ・ダニカ」は置いてあります。

ここなら無料で建物に入って、無料でフローラ・ダニカを見れます。




が、もちろん本店のは、現在のパターンネーム「フローラ・ダニカ」として作られた新しいもの。

本物のバイエルが書いたのは、ローゼンボー離宮にあります。

ちゃんと値札ついてる




まあ本物はウン百万ですが、こちらは物によっては6,7万ぐらいでかえますw

気に入ったら、購入を検討してみるといいと思いますw


さてー、本日はこれにて終了!



明日は、コペンハーゲンにある独立国家(⁉)に行ってみたいと思います。





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