ワルシャワでポーランドにまつわる有名人に会いに行く【世界一周36ヵ国ポーランド】

2018年10月9日





本日は、ワルシャワやポーランドにかかわる3人の有名人に会いに行きたいと思います。



その前にちょっと郊外のワジェンキ公園から



ヨーロッパで最も美しい公園「ワジェンキ公園」





ヨーロッパで最も美しい公園と言われているワジェンキ公園。

ポーランド最後の王、ポニャトフスキーがここにワジェンキ宮殿を作ったことからこの名前が付きました。

秋に染まった公園は、時間が止まってしまいそうなほど静かで、美しい。
「ヨーロッパで一番美しい」と言う言葉も頷けます。 



リスだー

ワジェンキ宮殿には校外学習なのか、子供たちが群がっていました。


水に浮かんだ宮殿も美麗…


ここは夏の間の毎週日曜日には、ショパンコンサートが開かれます。




マンガ「ピアノの森」にもこの公園は何度か登場しています。

そう、一人目の有名人は「ピアノの詩人」と称されたショパンです。



隠れ家的レストランでポーランド名物を頂く



ワジェンキ公園を出て、ショパンショパン博物館に行く途中にいい感じのレストランを見つけたので、入りました。





有名人も来てたのかな?
そういうテーマなのか?



ここは、ビゴス15ズウォティ(440円)、パン付き


安いし、おしゃれビゴス!

ビゴスとはソーセージや肉のザワークラウト煮込みのこと。23日かけてコトコト煮込んで旨味を出すんですって!
まあ、もちろんザワークラウト煮込みなんで、当たり前のごとく酸っぱいですw


しかし、コレがすごく美味しかった!
ライ麦系のパンとめちゃくちゃ合うんですよね!


クセになる味ですね!


このお店隠れ家的でオススメです♪





研究に生涯を尽くした女性


食べ終わってから、ショパン博物館の前にキュリー夫人博物館に行く事にしました。



実は、こちらの方が閉館が早いので

キュリー夫人、マリア・スクウォドフスカ=キュリーはここワルシャワで1867117日に生まれました。
今博物館になってるのは、キュリー夫人の生家です。



世界で最も影響力のある女性を選んだところ、キュリー夫人が選ばれたそうです。

彼女は「放射性物質」の研究を行っていました。


彼女は、ワルシャワの女学校を金メダルで卒業。
その後、家庭教師をしながら、ワルシャワの農工業博物館の研究室にて、研究作業の勉強をしました。




そして、1891年パリのソルボンヌ大学に入学。
そこで、研究と生涯のパートナーである。ピエール・キュリーと知り合い結婚します。

二人は貧乏ながら研究を続けます。

1998年二人は遂に新たな元素を発見!

それを、祖国ポーランドにちなんで「ポロニウム」もう一つをラジウムと名付けました。

その功績によって、1903年女性で史上初のノーベル賞を受賞します。

一回目が物理学の部門でした。


しかし、その名誉も冷めやらぬ1906年、夫であるピエールを交通事故で亡くしてしまします。

その後、1年は研究が手につかなかったようです。


悲しみが癒えてから、彼女は一人で研究をつづけました。


そして、1911年2度目のノーベル賞を受賞します。

彼女は史上初めての2度の受賞。そして、初の「科学と物理の分野」の2つの分野の受賞者となりました。


彼女はこの成果の発端は夫と「二人の共同研究にあった」と述べています。


1913年にはワルシャワに放射能研究所が完成し、彼女はそこの所長となりました。


そんな翌年1914年第一次世界大戦が勃発します。


戦争で次々と兵士が負傷する中、彼女は病院をX線撮影機と共に奔走します。
兵士の体の中にある弾痕などの異物を、X線で確認してから手術することによって、少しでも多くの命を救おうとしたのです。


これによって多くの命が救われました。




しかし、悲しい事実もあります。


当時放射能の危険性は知られていませんでした。



むしろ、体にいい効果をもたらすとして研究を行っていた彼女は、素手で放射性物質を扱っていたそうです。



その為、彼女は長期の放射線被ばくによる、再生不良性貧血により亡くなりました。


今でも、彼女の研究ノートには大量の放射能が検出されるそうです。


彼女は、生涯を尽くした、研究によりなくなってしまいました…



けど、彼女がいなければ、電力の安定供給ができる電子力発電所も生まれなかったでしょう。

と同時に、多くの人が命を落とした原子爆弾も生まれなかったでしょう。



そのことに関しては、複雑な所です…



けど、その力をよくも悪くも使うのは、後の人間です。



私は彼女が、X線もふくめて、純粋に科学を人の役に立てようと追い続けた、そのこと自体に罪はないと思います。



なので、彼女の功績を素直に称賛する気持ちで、ここに来ました。



ここは、全て英語で書かれてますが、日本語のパンフレットを置いてあります。
けど、軽く彼女の事を調べてから行くとよりいいと思います。


ここでは、再現された研究所と所持品





そして写真と共に彼女の生涯を追うことができます。



今より女性としての気苦労も多い時代、命を懸けて研究を続けた、彼女の歴史をぜひ辿ってみてください。


さて、満足したので、最後にショパンに会いに行きたいと思います。





ある意味生き続けているショパンに会いに行く



さて、まず最初に行かなければならない所があります。

それは、聖十字架教会



改装中ー!

中入れるのか?

試してみると中には入れるようです。



ぶっちゃけなんの変哲も無い教会。

しかし、ここには重要なものがあります。



それは「ショパンの心臓」です。



インディージョーンズ並みにグロいとか、今心臓は腐ってるのか、干からびてるのか、どうなのかとか


中身をイマジンしてはいけません

※ちなみにコニャック漬けになってるそうです。



本殿入って、左側の手前から2番目の柱


ここにショパンの心臓は埋まっています。


第二次世界大戦の時、それこそワルシャワ蜂起の時、この教会も半壊になりました。

その時、ショパンの心臓はドイツ人の手で持ち出されたのです。

コレはドイツ将校の個人的な興味からだったのですが、それが結果として心臓を救う事となりました。



後に教会が再建され、その後再びショパンの心臓はここに安置されることになるのです。


ドイツ人将校がショパンに興味がなければ、心臓は教会共に失われていたでしょう。

ショパンはドイツ人将校の心を動かすほどだった、ということでしょう。





教会を出ると、目の前にはコペルニクスの像があります。




あの地動説で、有名なコペルニクスもポーランド生まれなんです



地面には太陽系を模した模様が彫られています。



その後は本命ショパン博物館





入場券として、クレジットカードのような堅めのカードを渡されます。





なんかめっちゃ近代的なんですけどw

渡されたカードで触れると音楽が鳴りだしたり、映像が始まったり…

流石ポーランドが誇るショパン!

金がかかってますw

ここではショパンが使っていたピアノを見ることができます。






本名は「フレデリック・フランソワ・ショパン」

「子犬のワルツ」や「ノクターン」「幻想即興曲」などが有名ですね。

作曲のほとんどがピアノの独奏曲が占めているので、ピアノの詩人と呼ばれています。

まあ、自分は昔ピアノをやっていましたが、何分練習をサボりがちだったため、全然上達しなかったんですねw


なので、そんなにショパンに思い入れはなくて…w


多分、マニアが来れば楽しいのですが、自分はそんなになくて、近代技術を駆使していて内容自体は面白かったのですが、退屈と言いますか…笑


あっ、ショパンのデスマスクはすごかったです!


それは、一見の価値ありですね。


まあ、ワルシャワの名所なので、物のネタに来てみてもいいと思います。




ポーランドからリトアニアへ



さて、これでワルシャワ観光は一旦終わりです。


これから一度ポーランドを抜けて、バルト三国に行きます。



これから夜行バスで行きますが…



バルト三国は、天下の格安バス会社Flixbusが通っていません!

その代わり、大変優秀なバスが走っているので全然不便しませんwww


最近、フリックスは調子こいてるから、Wi-Fiも制限アリになったし、使いにくくなったんですよね…


今回使うのは「Lux express」!



乗って早速…


水が出てきたー!

しかもWi-Fiに制限なし!



フリックスバスにはない快適さ!

むしろ毎回これがいいw



そんな快適夜行バスに乗って、次の37ヵ国目に向かいます。



旅メモ


キュリー夫人博物館 11ズウォティ


ショパン博物館 25ズウォティ

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