20世紀最大の環境破壊!ムイナクの「船の墓場」に行ってきた【世界一周27ヵ国ウズベキスタン】

2018819






豪華な朝食で朝を迎えました!




ではでは、本日はヌクスから、ムイナクにある船の墓場という所に行きます。



相方はフランス人のおじいちゃん!


なんか、彼は中国語とか、スペイン語とか、トルコ語とか、ウイグル語とか…一体何か国語できるのってぐらい言語ができます。




なので、今回タクシーチャーターで行くのですが、彼がウイグル語でタクシー運ちゃんと交渉して(ウイグル語とカラカルパク語が似てるらしい)、彼がすべて手配してくれました!




なので、金額は普通よりお安く一台35万スムぐらいで行けました!

けど、二人だったので、ちょっと高くついたけどね


彼がいなかったら、まずこの価格はムリでしょう。



一応それでもセルフで言った方が安いけど、3時間立ちで行くし可能性あるし、時間的自由を考えると、これでもいいかと思います。




車に揺られて3時間




天気はあいにくの曇り

ヌクスからムイナクという町へ移動します。


ここはかつて、世界第四位の面積を誇った「アラル海」がありました。






しかし、今はその影は跡形もなく、砂浜には錆びた船がポツンと置かれているだけです。

そこは、いらなくなった船が打ち捨てられている場所、通称「船の墓場」といわれています。

かつて海だった場所に降りてみました。



まあ、モニュメントように置かれたものだろうけど、錆びた船が何とも寂しげです。


もう、漕ぎだすことはない船たち


そして、足元を見ると、ココが海であった証拠に、無数の貝殻が落ちています。



私たちが立っているのは、本当は海の底だった場所です。

私たちがいた丘を眺めると、ここがいかに深かったかわかります。




昔、ムイナクは漁業の盛んな街として栄えていました。

街には大きな缶詰工場があり、アラル海で採れた魚を缶詰にしていました。
このころは、働く人も多く、街はにぎわっていました。





しかし、次第にアラル海は縮小していきます。




原因は、ソ連時代、ウズベキスタンの綿花栽培にアラル海に流れ込んでいる川の水を使用したこと。

それによって、蒸発と流入の微妙なバランスで成り立っていたこの海は、干上がり始めた。
更に追い打ちをかけたのが、地球温暖化

こうして、アラル海は、見る影もなくなってしまった。




これにより、アラル海にいた300種の植物、35種の鳥、22種の動物、11種の魚がレッドリストに登録された。

そして、ここにいた多くの人々は職を失い、今はさびれた村が残るのみとなってしまった。


活気のない村


20世紀最大の環境破壊とも言われるこの風景。

普段は、ゆっくり進行している環境破壊だけど、こんな大規模に見せられると、衝撃的だ…



改めて、環境のことを考えさせられるから、もしウズベキスタンに来るときは来にくい所ではあるけど、ぜひ来てほしい。

帰りに市場があったので、メロンを購入した。



もうしばらく、メロンが美味しい国はないだろう

帰りもチャータータクシーなので、楽ちん♪

そして、これからタシケントへ飛行機で戻るミオさんたちと最後の晩餐をした。

お店はココ



すごくおいしいらしくて、ミオさんたちは2回目w

フレンドリー♪

ナン
ここのは少し柔らかい

ウズベキスタン料理ばかり食べてたけど、旧ソ連圏にはロシア料理もある

ピーマンの肉詰めが入った煮込み料理「ガルプツィ」
ロシア料理の定番「ボルシチ」

そしてこのサラダ


名前を「サラダ・ヤポンスキ」といいますw

「ヤポンスキ=日本の」ということですね

トマト・キュウリ・香草・牛肉を、胡麻と醤油・油であえたもの!

これがとってもおいしい!
ここのお店は、安いし、料理がとってもおいしかった!

オススメなので、ヌクスに来た際はぜひ♪




散々文句がありつつ、とっても人に助けられたウズベキスタンの旅も、もう最後です。

ウズベキスタンは、旅人に対して、本当にやさしかった。

ウズベキスタン人の人懐っこさや、優しさに触れられて、本当はサマルカンド以外は、遺跡はイマイチだったけど、何とか目標であるヌクスまで来れました。




明日は、中央アジアの秘境、トルクメニスタンに行きます!


それでは、最後にヌクスで会ったお幸せなカップルで締めたいと思います!


ホントに、結婚シーズンなんだなw

ではー


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