トルクメニスタンの絶景「地獄の門」と、世界遺産クフナウルゲンチに行ってみた!【世界一周28ヶ国目トルクメニスタン】

2018年8月20日



今日は念願叶って、トルクメニスタン入国です!

イランビザの頭が長い写真から始まり、トルクメの大使館の人が寝坊してドキドキしたり、トルクメビザのメールが来なくて、そわそわして、色々苦労して…ようやくこの場に来れてかなりハッピーです。


今日の予定は、

ジペックジョリ ホテル スタート
ホジェリ近くのボーダー
世界遺産クフナウルゲンチ
地獄の門(ダルヴァザ)行き

です!


地獄の門も含め、盛りだくさんですね!
では行ってみましょう♪

まずは、宿の近くのここまで歩いてください。



ここから、バザールに行きます。

注意しなければいけないのは、
このバザールではなく、




このバザールです。




私は伝え方が悪くて、前の位置に連れてこられました泣


私が間違って来たバザールからは、5番のバスで、1人1000スムでいけます。


私は荷物が大きかったので、2人分ほどはいかないけど1000スム。



それから、国境近くの町ホジェリまでバス1300ソム。


そして、そこから、タクシーに乗り換えます。


事前は12000でしたが、10000でふっかけたらオッケーでした!

現金24000スムしかなかったけど、10000を残して無事出国する事が出来ました!




そして、ウズベキスタンの国境!




これまで散々貰ってきたレギストレーション(ホテルの滞在証明書)も出国時のドルチェックもなく無事出国!

よかった!
実は、3日前に泊まった宿のレギストレーション無くしてたんだよね笑



そして、こんにちはトルクメニスタン!

写真はないけど、真っ白のモスクのような建物の真ん中にデカデカとニヤゾフ元大統領の写真が飾ってあります。


ニヤゾフ元大統領の横に大きくwelcome と書かれてますけど、全然ウェルカムでないのを知っております。

トルクメニスタンといえば、「地獄の門」のイメージしかないと思います。


トルクメニスタンは、「中央アジアの北朝鮮」とも言われる独裁国家!
ツーリストはお呼びでないぐらいの勢いで、全然ビザが取れません。



そんな中、ガイド付きの公認の観光以外で取れる、唯一のビザが「5日間限定のトランジットビザ」!

今回はそのビザを使って、トルクメニスタンに入国します。



ちなみに、トルクメニスタンは石油や天然ガスなどの天然資源がバンバン出る、超リッチな北朝鮮です。


今回は、トルクメニスタンがどれだけ「喜び組」か見に行こうと思います。


トルクメニスタンの入国審査は、ちょーメンドくさいです。


入国審査用紙を書き、


検温

そして、ここまでビザ代55ドル(私は+10)かかったのに、更に入国税14ドル払います。(2人だと何故か1人12ドルになる)

そこから、

写真撮って、


指紋取って


審査官の質問に答えます。


滞在する場所、日にち等かなり詳しく聞かれます。

自分が申請時に、書いた紙を思い出しながら答えましょう!



それから、機械に荷物通して


荷物を開かれて(女なので一応遠慮された)


ドラッグや武器はないか?


これなんだ?


とか聞かれて


時間をかけてようやく通れます。


そして、国境通過!

トルクメニスタン国境の人達は、質問官以外は全員優しかったです。



イエーイ!トルクメニスタン入国‼



パスポートコントロールを出て、両替商を探したのですが、いませんでした。
タクシーの運ちゃんに聞いてもレートが悪かったので、仕方なく、残りのスムでタクシーに乗りました。



クフナウルゲンチまでは10000スム払ったら、5マナトお釣りが返ってきました。

途中で、野生のラクダがいたので大興奮♪


ラクダって野生にいるんだ…

ウズベキスタンでもいたのだけど、前回写真撮り逃したので、今回は運転手もスピードを落としてくれて、バッチリ撮れました!

クフナウルゲンチ着く前に、「どこに行きたい?」と聞かれたので、「ミナレット!」と答えたら、遺跡周辺に連れてってくれました。


そして、到着!



世界遺産クフナウルゲンチ!


後ろのクソでかいバックパックはここのインフォメーションセンターのおじさんが、快く預かってくれて、


インフォ

無事観光開始しました。


クフナウルゲンチの遺跡はウズベキスタンと違い結構崩れたまんま。






けど、それがまたいいのですよね♪

ウズベキスタンのキラッキラッに綺麗な遺跡に飽きてたので、ここは意外と楽しめました。


これが中央アジア一高いミナレット!



下から見上げると首が痛いぐらい!




1時間ぐらい歩き回って、


修復中




満足したので、インフォメーションに帰ってきました。



インフォメーションのおじさんに両替できる場所を聞いたら、1ドル=16マナトで交換してくれると言ってくれました!

この日の公定レート1ドル=3.5です笑

わかるでしょうか?

この国は闇レートが存在するのです!
以前はウズベキスタンもあったのですが、公定レートを闇レートに合わせて下げた為無くなってしまったんですね。



ここからは、トルクメニスタン、イランとドル払いがおトクな国ばかり!
公定レートと実際のレートが違うので笑


なので、皆さんもこの2ヶ国に来る際は、ドルを準備しておくようにしてください!

その時は5ドル替えて、80マナトでした。


それから、4マナトでタクシー乗り場に。

14時半には、このタクシー乗り場にたくさん人がいますが、あまり遅すぎるとタクシーなくなるので注意!


久しぶりに激しい客の争奪戦を体験して、タクシーを決めました。

地獄の門近くのダルヴァザまで50のところを45マナトに値切りました。


やはり替えた額が少なかったので、タクシーの運ちゃんに再び5ドルを同じ額で両替してもらいました。

人数待ちの間に、近くの遺跡を撮影



そして、15時半には無事クフナウルゲンチを出ました。

本日は可愛い同行者が❤︎






彼女とおでここつんしたりして遊び、その後2人とも疲れて寝てしまいました。子供かっ

そして、売店で休憩。




トイレはモンゴルスタイル。
遊牧民系は全部このトイレなのね…

お昼は歩きながら、パンを少しかじっただけだったので、お菓子



1マナト。安い!


そして再び乗車!


気がついた

エアコンついてる!

いや、これがどれだけ幸せか…


キルギスでもカザフでもウズベクでも、全てにおいて車と電車は、エアーをコンディショニングする機能を失っておりました。


ついに最後のスタン系の国トルクメニスタンにて、クルマはその機能を復活させたようでありますっ!

嬉しい!快適だ


きっとこの国は、石油が出るし、驚くほどガソリンが安いのでしょう。

昔、ウズベキスタンの飛行機は1000円以下で飛んでたとの噂もありますw



ただ一つ残念なのは、この国の道はガタガタです。
ガタガタレベルは、ウズベキスタンを凌ぎます。


地面われてる…



オイル出てるのに、なんで道悪いんだよ!


途中寄り道した村



そして、揺られること3時間チャイハネ到着!


と思ったら、別のボロいチャイハネに着いた!
なんか、トラックの運ちゃんの休憩所みたいなところに止められて、結局トラックの人に送ってもらいました笑


気を取り直して、到着!



このチャイハネに荷物を預けて、みんな地獄の門に向かうのです。

預けは有料!
前は10マナトという記事も見たけど、コロコロ変わるから当てになんないんだよね笑

まずはチャイハネのオーナーが提示したのは50マナト」

高い…

吹っ掛けて$1といってみた。

答えはノー

てか、親父さんを怒らせてしまったw


何とか、40まで下がったけど、せめて$2程度の30マナトまで落とし込みたい。

とりあえず、お昼をパンしか食べたてないので、少しご飯を頂くことにした。

おかみさんが奥で炊いてる美味しそうなご飯に、興味津々の私を、厨房に入れてくれた。

そして、味見までさせてくれた。

美味しかったので、水とセットで20マナトで買った!

最高に美味しかったレバー煮込み!



こういう臓物系と言えば中国だけど、中央アジアにもあるとは知らなんだ。

最近ほうれん草も食べてないし、鉄分不足なので、ありがたかったです!

食べ終わって、再び値段交渉!


おかみさんに30マナトと言ったら


「いいよー!」

と言ってくれて、親父さんを説得してくれた!

というわけで、見事おかみさんを抱き込むことに成功し、30マナトで荷物を預けて、地獄の門まで歩き始めた。



チャイハネから地獄の門まで2時間弱

沈む夕日を見ながら、地獄の門への道を急ぎます。




すると一台のバイクとすれ違いました。


しばらくすると、戻ってきてくれて、タダでバイクに乗せてくれました!


歩くの早くて置いてかれたw

なんかさっきの運ちゃんといい、トルクメニスタンすごくいい人ばっか!


そして、お兄ちゃんのおかげで何とか日没までには、地獄の門に到着しました!

地獄の門!





すごい迫力!
ビザ待ってでも、来てよかった!


地獄の門はもともと人工物!

ここは石油調査の時に、陥落してできたそうです。
有毒ガスが噴き出したため、慌てて火をつけましたが、逆に火が燃え尽きない事態に!

以来、地獄の門は、火を絶やすことなく燃えてるそうです。

地獄の門の側には、噂通り柵が出来てました。



私の友人が数週間前に来た時に、もう既に出来てたそうです。

けど、この感動には代えることが出来ませんよね笑

ちょうど地元の人が柵を乗り越えてたので、便乗して撮ってもらいました!



中々いい写真でしょ?

冒険家感ハンパない!笑

しばらく、地獄を堪能来てから、野宿の準備。

本日は、地獄の近くをキャンプちとします。

ウズベキスタンを離れる前に、再会したツトムさんにもらったエマージェンシーシートを敷いて、その上にいつもの寝袋状のシーツを敷いて、くるまり寝ました。


登山の必須用品だそう

風上で地獄の門からなるべく離れない位置関係で眠りました。

これ孫の代まで話せるよ!
「おばあちゃんは地獄の門の側で野宿したのよ」って

どんなファンキーばあちゃんだ笑

とか思いながら…




そして…



夜中起床!



クッソ寒い…



一応長袖は来てるんだけど、関係ないぐらい寒い!
しかも、風めっちゃ強いし!

こんな日に限って、ウルトラライトダウンをチャイハネに置いてくるミス!

そこからは一切眠れませんでした。



おばあちゃんの逸話が、「地獄の門があんなに燃え盛ってるのに、凍え死にそうになった」に成り代わりそうです


柵は、あったかいか、寒いかのギリギリの位置関係を保ってるので、柵の側に立つと完全にはあったかくない。

近くに寝床を敷きたいけど、ガスを恐れて敷けない!


こういう所だけチキン

最悪、寒くて耐えられなくなったら、柵の中入る!と決めて

とりあえずねれないので、シーツにくるまり地獄の前の柵に立って炎を見つめながら、朝を待ちました。ツラかった…


そして、朝焼け




オレンジから紫へのグラデーション…
そして、煌々と燃え続ける地獄の門



美しかった…


私の他にも、欧米人が沢山この周辺にキャンプを張っていたのですが、1人しかこの景色を見に来てませんでした


もったいない


この後、明るくなるのですが、明るくなった地獄の門を見ても意味ないのにな…


あの闇と炎のコントラストが最高なんだから!


というわけで、明るくなる前に1時間半ちょいかけて、チャイハネに向けて来た道を帰って行きました。


旅メモ

マルシュカ乗り継ぎで、コニャカラバザールまで 10001500スム

コニャカラバザールからホジェリ 1300ソム

ホジェリからボーダーまで10000スム

ボーダーからクフナウルゲンチまで10000スム 5マナトお釣り

アクトヴァクザル(クフナウルゲンチのダルヴァザ行きシェアタクシー乗り場)4マナト

クフナウルゲンチ~ダルヴァザ 45マナト

エクスチェンジレート
正規レート1ドル=3.5マナト
闇レート1ドル=16マナト

オススメは、クフナウルゲンチの遺跡のインフォ。
もしクフナウルゲンチに行かないのならば、タクシー運転手が替えてくれます。

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