11月10日は命日!アタテュルク廟のケマル・パシャの墓にお参りしてきた【世界一周42ヵ国目トルコ】
2018年11月10日
私は今アンカラにいます、ここにいるのも全ては彼の為です。
ムスタファ・ケマル!
いや、本当は飛ばそうと思ってたのだけど、ふとウィキペディアを見てたら、本日11月10日が彼の命日である事が発覚!
尊敬するムスタファ・ケマル
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ムスタファ・ケマルの命日に墓参り
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もう人生で二度とこんな機会無い
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プライスレス!
という風なの感じで、もう既にイスタンブールの宿を取っていたのですが、そのためにかかる費用度外視で、イスタンブールには行かずアンカラに行く事に決めました。
尊敬して止まないケマル・パシャについて、ここで熱く語りたかったのですが、大好きすぎてとても長くなったので、別の記事にのっけました!
なんで、時間がある人は見てねwww
↓
【歴ヲタ回】ケマル・アタテュルクの生涯について【世界一周42ヵ国目トルコ】
なんで、時間がある人は見てねwww
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【歴ヲタ回】ケマル・アタテュルクの生涯について【世界一周42ヵ国目トルコ】
彼の命日にアタテュルク廟に行ってみた!
朝8時!
冬のトルコは寒いです。
宿から霊廟までは歩いていける距離なので、歩いていきます。
宿の人に、今日式典があるとは聞いていたけど、本当にあるのか?
と歩き始めは不安でした。
しかし、よく見ると、たくさんの人が霊廟に向かって歩いています。
絶対あるな!
とりあえず何の情報もない私は、彼らにトコトコついていきました。
そもそも今日は土曜日だし、平日よりかなりの人出が予想されるので、道によっては通行止めが予想されます。
トルコ人に従った方が、絶対到着できる率が高いでしょう。
時折地図をチェックしながら、ひたすらついていって
ネットにも、命日にアタテュルク廟を訪れたもの好きなんているわけもなく、情報がないのでこれからどうなるかわからず、かなり不安です。
私がそんな心持ちでいると、一人のトルコ人のお姉さんが声をかけてくれました。
彼女は、全く訳が分かってない私を一緒に行こうと誘ってくれました!
というわけで、彼女とそのパパママが私と一緒にお参りすることになりました!
情報もなく、不安を覚えてた私は、とりあえず一安心でした…
何とかお墓までたどり着けそうです。
グッズの誘惑
並んでると、様々なアタテュルクグッズを売り子が売りに来ます。
バッジとハチマキ
鉢巻は着用するとこんな感じ
トルコ美人がつけると味わい深いですね
国旗
定番アイテムです。
トルコ国旗は真っ赤でかっこいいですね
アタテュルク仕様もアリ
大人気です。私も一つ欲しいなぁ…
軍人さんもお手製バッジでおめかしです
どっかのアイドルと同じ扱いですねwww
今日は新聞も特別版です。
彼が1938年に死んだこと、
そして、今回が彼の死後80年たったこと
その『8』を『∞』ともじっています。
アタテュルクは永遠である
そういいたいんでしょうね…
パパさんはとても素敵なグッズを持っていました!
アタテュルクのサイン型ピンバッチ
彼のサイン、クールなんですよ!
シールとかよく文具屋に売ってて、買うか本気で迷ったぐらい!
いいなーいいなー
と私が言ってたら
くれました!
こんな海の彼方の日本人が、ファンだったことがうれしかったのでしょう。
しかし残念なことに、
なくしました泣
人多いのに、調子に乗って付けてたらそうなりますわな
今でもすごくなくしたことが残念でならないし、申し訳ないです
大事なものなんだから、鞄の奥底にしまっておけばよかったよ。
今でも後悔してます…
誘惑にも負けず、グッズは買わなかった私ですが…
こんな記念すべき日なので、折角なのでお供え物だけは買いました。
カーネーション
トルコでは、天国を表す花なんだそうですよ!
しかしながら、この花も墓の目前につく頃には、頭の花部分だけになっていました。
皆さん、命日に墓参りするときは、大事なものはしっかりしまいましょう…
並んでる列は、あれよあれよという間に人だらけ
彼の人気舐めてた…
目の前のコンテナには人が乗って大盛り上がりだし
シュプレヒコールがすごいし
「私たちはケマル・パシャの軍団だ」
と言ってるそうです
お姉さんはお手製のプラカードを持っている
看板には「アタテュルクは社会のことを考えていた」と書いてあるそうです。
この文章は、遠回しにトルコの現大統領のことを揶揄してます。
ちなみに、墓に行くときには、流石に回収の憂き目に遭ってました。
そうそう、トルコの現大統領のエルドアンはともかく人気がありません。
実際、本日大統領が墓参りに、民衆より先に敷地内に入ったんだけど、トルコ国民からは
「早く出ろー!」
とか
「俺たちはお前の民衆じゃない!」
と言われる始末なんです。
それもこれも、最近粛清があったそうからなんですよね~
去年、2016年にトルコ軍によるクーデターがあったそうです。
それ以来、エルドアン大統領はピリピリしていて、彼と意見の異なる教育関係者・マスコミ関係者・公務員を次々と捕えたり、解雇・停職にしているそうです。
まあ、ケマル・アタテュルクも同じ事やったんだけど…
昔とは時代が違うし、今向かうべき敵も違いますからね。
民衆は大不満なわけですよ。
そんなこともあって、なおさら過去のヒーローである、ケマル・アタテュルクがもてはやされているんでしょうね。
そして、時間がくると皆が静かに黙祷を捧げました。
噂には聞いていたけど、本当に80年たった今もこうして彼に黙祷を捧げているところを見ると、彼がどれだけ愛されているかひしひしと感じます。
さて、黙祷を捧げてしばらくすると、嫌われ大統領、エルドアンの墓参りも終わったので、ようやく私たちの番です!
ずーっと止まっていた列が、少しずつ進み始めました。
遠すぎるケマル・パシャの墓前
エルドアンが墓参り終わってから、私たちがようやく門に着くのにたっぷり2時間はかかりました。
荷物チェックとお姉さんのプラカードが没収され、ようやく敷地内に入ることができました。
入ってからもまだまだ人の波は続きます。
これがお墓前
ちなみに列は、さらに手前の階段から続いてました。
このアタテュルク廟前の広場、東京ドームほどまでとはいかないけど、それを一回り小さくしたぐらいには、でかいです。
そこを、人という人が覆いつくしています。
今日は何万人がお参りに来てるんだろう…遠い目
まだまだ、お墓の前までは遠そうです…
ようやくここまで来れました
普段は、こんなでかいトルコ国旗は置いていません。
本日だけの特別仕様です!
後ろを振り返ると改めて、人の多さを感じます
世界一周中始まって以来の人込みです
ちなみに、普段のアタテュルク廟↓
人いねー
まあそれだけ、トルコ国民が本日にマジであるということです。
セキュリティチェックから入って、さらに一時間近く掛って、ようやく廟の入り口を潜りました。
引き…以下省略。。
ようやくお墓の前に来ました
列に並び始めてから約6時間…
ディズニーでもこんなに並んだことがありません…
ようやく、ケマル・アタテュルクの墓の目の前に来ました!
カーネーションがたくさん飾ってある祭壇
私のカーネーションは、首から上だけのほぼ虫の息状態でしたが、
き…気持ちだから!
と言って、墓前に納めてきました。
どう祈ったらいいかもよくわからなかったので、仏教式で手を合わせてきました。
世界一周前から来たかったアタテュルクの墓参り
今日という、記念すべき日に無事に終えることができました。
良かったけど、長かったぁ…
終わった後は、地下の博物館を見学
そして、外でアタテュルクグッズだらけのおばちゃんと記念撮影したりして楽しみました。
お世話になったお姉さんと別れたころには、15時半になっていました。
墓参りで、世界一周の一日潰れました
けど、私は満足です!
かねてよりここには来たかったし、何よりトルコ人の彼に対する熱量を肌で感じることができました。
死後80年たった今でも、こんなに命日に人が集まる大統領は他にはいないでしょう。
やはり素晴らしい人物なんだと、改めて思います。
でも…
歴史好き以外は命日を外した方が賢明でしょう。
ホントに待ちます。
トイレいけないし
行くにはそれなりの覚悟が必要です
あと、テロがなくてよかったなぁ…ハハハ…
遅いお昼を食べて、移動します
ようやくお昼です
アンカラには「アンカラ・タヴァ」と呼ばれる郷土料理があります。
けど、もうそれを出すレストランを、探す気力なんて残っていません!
お昼食べてないし、流石にずっと立ちっぱで疲れました。
ということで、手っ取り早い店に入りました。
トルコ名物「イスケンデル・ケバブ」
これは本当はイスタンブール近くの、ブルサの名物です。
特徴としては、ヨーグルトソースでいただくこと
それと肉の下にパンが敷かれていることです。
肉には、しつこくない程度にトマトソースがかかっていて、絶妙にヨーグルトと合います。
ソースで、少ししっとりしたパンも、うまいです!
羊肉だし、癖があるとガイドブックには書かれていましたが、それほど気になりません。
まあ、かなりお腹が減っていたのもあると思うけど(笑)
飲み物は、トルコの塩ヨーグルトドリンク「アイラン」です。
さっぱりしてて、結構いけますよ!
さて、今からイスタンブールに移動します!
シンドイけど、ケマル・パシャの命日に墓参りできたことは、どんなにお金がかかってもプライスレスですから!
帰って、荷物を取ってすぐバスターミナルへ
どんなに急いでも、さすがにイスタンブール着くのは11時を過ぎました…
まさかだったのですが、11時になるとイスタンブールの地下鉄は終了します。
大都市なのに早すぎじゃね?
そんな感じなので、バスももちろん無かったです。
イスタンブールのバスターミナルには、気の利いた待合室などもなく…
もう宿も予約していたので…
私は心の中で振り絞るように言いました
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