シーラーズ観光の目玉、ペルセポリス観光!がっかり遺跡ってマジ?【世界一周29ヵ国イラン】

2018年8月28日  その1





昨日は宿のかわいい兄弟と遊びながら、ゆっくり一日を過ごしました。





そして、夕方夜行バスにて次の街シーラーズを目指しました。




イランはペルシャ絨毯の名産地ともあって、通路やバスの荷台にもじゅうたんが敷かれています。


荷物にもVIP待遇…

そして、シーラーズでは「Niayesh Boutique hotel」が日本人には有名ですが、フレンドリーにいた外国人たちが、「Taha Hostel」という所を激押ししてたので、ここに決めました!


ここで、ハッサンと再び合流!




一緒にシーラーズ一番の観光地ペルセポリスに行く事にしました。






タハゲストハウスのペルセポリスツアーはタクシーガイド付きで、一グループ24ドルなのですが、次の日になるとさらに上がるそう…(4人まで)

時期に寄るようなので、注意してください!




今回はハッサンのほかに、ミロシュというセルビア人の3人で割りました!

一人8ドルならまあいい方だと思います。




ペルセポリスツアーについて



実はブログが一回消えまして、ちょっとやる気を失いかけてるのですが、頑張って書きます!


ペルセポリスは、紀元前520年アケメネス朝ペルシャのダレイオス一世が着工したことから始まります。


名前の由来は、ギリシア語で「ペルシャ人の都」という所から来ています。
ここは、首都というわけではなく、行政上の首都は「シューシュ」という町で、ここは宗教上の儀式や即位式、祭典をする場所だったようです。





そんなペルセポリス、遺跡ファン私みたいな人の間で中東の3Pとも呼ばれている超人気遺跡!
(他はシリアのパルミラ遺跡、ヨルダンのペトラ遺跡)




しかし同時にガッカリ遺跡とも言われています。


なので、そんなにガッカリか、この目で確かめてみようと思います



ペルセポリスへは、タクシーで30分ほどで着きます。


この日は40度ぐらいの酷暑だったのですが、現れたガイドさんは女性でした。
当たり前のように、長そで長ズボンヒジャブ、なんなら私より分厚い生地の服を着ています。


こっちは今すぐヒジャブだけでもいいから、はぎ取りたいぐらいなのに、涼しい顔をしています。
サングラスをして、汗一つかかないお姉さんの中身は「ターミネーター」なんじゃないかと疑ってしまいましたw




111段の大階段を上がって見えるのが。。。



大きなクセルクセス門!



名前の通りこの宮殿を着工した、クセルクセス1世の名前を取ったものです。

「万国の門」とも呼ばれ、控えの間としての役割があったようです。



顔がないのは、偶像崇拝を嫌うイスラム教徒によるものだそうです。


全く大切な遺跡になんてことしてくれるんだ!





次に見えるのは、頭が2つある鷲の像。
元々は2つの頭の間に梁を乗せて、屋根を吹いていたそうです。


この像は、イラン航空のシンボルマークのモチーフとしても使われていいるんですよ♪


そして、先に進むと現れるのが、東階段のレリーフ
かなりきれいに残っていて、ペルセポリス観光の目玉でもあります!


一番右側に見れるのが、ライオンが牛を襲っているレリーフ


ライオンが「春」を表していて、牝牛が「冬」を表しています。ライオンは夏という説もあり
これは、季節の移り変わりを表しているのですね。

意外にもイランには四季があり、冬には雪も降ります。中東の灼熱の砂漠というのは、イメージに過ぎないのです。




そして次に描かれているのは、捧げものを持った属国や他国の使者たちです。




バビロニアやアッシリア、アフリカはエチオピア。そして東はインド。そして、アルメニアに至るまで、様々な国の使者がその国の特産品などを持って、訪れる様子が描かれています。

その数23ヵ国!
当時の繁栄っぷりが伺えますね!


そして、階段を上るとあるのが、アパダーナ(謁見の間)です。




最早、柱しかありませんが、紀元前の建築で、この高さで屋根があったとは、びっくりしてしまいますね…





そして、東階段を下りて見えるのが百柱の間

その名の通り、百本の柱があった所です。



当時は、貢物や財宝を置いておいて、他国の人に見せびらかす為の部屋だったようです。

今は、腰掛によさそうな岩が、申し訳程度に残っています。

時の流れとは皮肉ですね…


再び、東階段に向かって歩き、左側に行くと中央宮殿(会議の間)があります。


ここの入り口の上方には、ダレイオス1世が彫られています。
その下は属州の人々で、これも王の絶大なる権力を表していると言えます。


今の日本に例えると上が老人、下が若者ですね。
教科書によくこういう図出てきましたよね?w


そして、最後に訪れたのはタチャラ
これは冬の宮殿という意味で、ダレイオス1世の宮殿として使われていました。


小さい印象ですが、建材は黒大理石
当時はピカピカに磨いてあったことから、「鏡の間」とも呼ばれたそうです。




ここでガイドはいったん終了!自由時間があったので、一番見晴らしがいい「アルタクセルクセス2世の王墓」に行ってきました。

ハッサンは足の調子が悪いので、博物館の方へ…更に入場料がかかります



上からは百柱の間が良く見えますね♪


私が遺跡の絶景に感動してると、一緒にいたミロシュは携帯電話に向かって、かなりのハイテンションで実況を始めました。

てっきりユーチューバーかと思いきや、自分の思い出の為だそうです。


人の思い出の残し方は、いろいろだなぁ…


と思いながら、見守っていました。

終ってから、入り口に再集合して、今度はナグシェ・ロスタムというアケメネス朝の歴代の王が眠る墓をに向かいます。



ナグシェ・ロスタム


車で10分ほど移動して、着いたのナグシェ・ロスタム!

ここはペルセポリスと近いのでぜひセットで、訪れてください!
ここは遺跡が大好きじゃない人でも楽しめます。


右からクセルクセス1世・ダレイオス1世・アルタクセルクス1世・ダレイオス2世の墓と言われています。




ここは、壁のレリーフが特に見事!



ペルセポリスでは正直レリーフなどは少ないので、ここで思いっきり楽しむことが出来ます。
何もない遺跡に興奮しない方はこちらの方が、萌えることでしょうw


そして、30分ほど見学して、終了!

そのまま、宿に戻りました。


さてさて…



ガッカリ遺跡と言われているペルセポリスについてですが、私にとってはがっかりではありませんでした。遺跡好きなのもあるけど…


まあ一つ思うのは、みんな紀元前の遺跡に期待しすぎ!

だって、2500年前の遺跡ですよ?
残ってる方がすごいのだから!

だから、これはこれで全然いいと私は思いました。

まあみんながみんな、何もない遺跡にワクワクするタイプではないと思うので、好き度合いによるとは思いますがね…



まあ、シーラーズ観光のメインの一つなので、行ったら外すべきではないと思います。



旅メモ

ペルセポリス 20万リアル
ナグシェ・ロスタム 20万リアル

今日のお宿 Taha hostel

ドミトリー 7ドル



シャワー&水圧 ★★★★☆
十分!
清潔さ★★★★☆
きれいに掃除されている
Wi-Fi ★★★★☆
私は別館に泊まったが、問題ない速度!
コスパ ★★★★☆

シーラーズは「Niayesh Boutique hotel」有名。そこより2ドル高いけど、こちらの方がおススメ!理由は豪華な朝食!バイキング形式で、卵やらお菓子やら、果物やら、野菜やらラインナップがとてもいい!
おまけに中庭でゆっくりしてると、お茶を常に出してくれて、おまけにお菓子も食べ放題!
中は清潔だしイランでは、ここが一番良かったと思う!


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