ザンジバルの絶景レストラン観光とスワヒリ語…そして、ささやかな夜の逮捕劇【世界一周19ヵ国目タンザニア】

2018年3月18日



今日は、ストーンタウン以外の場所に行ってみようと思います。


一つがの「奴隷の洞窟」。


もう一つが、ミチャンビの「The Rock」と呼ばれる絶景レストランです。

まずは奴隷の洞窟から、実はこれスパイスツアーで行けるそうです。しかし、ツアー中に何も言わなかったら、普通にスルーされてしまったので、行けませんでした。

仕方がないので自力で行きます。

まず、ダラダラ乗り場で102番のダラダラに乗ります。マンガプワニまで。




ガイドブックには1300シリングって書かれてたけど、みんなが1000シリングしか渡してないので、私も黙って1000シリング渡しました。


なんか言われたら、「モジャ」。
スワヒリ語で数字の「1」つまり1人だって言って、誤魔化そうと思いましたが、何も言われませんでした。

ちなみに残念なことに「2」は「モジャモジャ」じゃないです。


ガイドブックには終点までと書いてあったので、終点まで行きます。




しかし、着いたところは違いました。

ブンブイニ



行き過ぎたようです。

「終点だから」と思って、マップスミーを見なかった私の責任です。

どうにも、水たまりと穴ぼこだらけの道だと思いましたよ。

おそらく観光客なんて絶対来ないんでしょうね。
「村にムズングが来たー!」という事で、子供達がダラダラ近くまで私を見に来ました。

いつものさらし者タイムです。

たどたどしく「ヘロー…」と手を振ってくる彼ら、可愛い以外の何者でもありません。



バスのコンダクターに「奴隷の洞窟行きたいんだけど」と言ったら、とっても優しくて、タダで来た道を戻ってくれました。

オマケに途中で私のためにトイレによってくれました。
めちゃ優しい…


ブンブイニで乗って来た娘さん達に、私の「ブンブイニ」の発音がおかしくて、何度も直されたけど、結局直らなくて、笑われて終わってしまった。

アフリカの言語の問題点は、どこが間違ってるかよくわからない…
おそらく、「ム」とか「ン」とかの発音の問題点何だと思うけど、日本語に存在しない発音だから、私には自分が合ってるように聞こえるんだよね。

ケニアまでにスワヒリ語出来るようになるかな?



そして、下ろされたのはここ。



何もなくない?



マップスミーですら、「奴隷の洞窟はここだ」というております。




けど、優しいコンダクターが教えてくれたので、信用して、言われた通り向かって左の道を歩き始めました。


歩いて、15分。



以前何も見えず、コンダクターを疑い始めた頃、次の優しい人に出会います。

漁師をしているというロロさん。私が道を聞くと、案内してくれました。
最初はお金を取るかと思いきや、最後までお金云々は言われなかったです。


ロロさんのお陰で、無事「奴隷の洞窟」に着きました。



結局場所はココだった

行ったら入場料が、2ドルに値上がってました。けど、どうしても行きたかったので、必要経費。



ガイド付きです。

ここは、ストーンタウンで奴隷の貿易が禁止になった後、秘密裏に奴隷の売買をしていた場所です。
その時は、ヨーロッパで奴隷の売買が禁止になった為、東アフリカやアラブの諸国が取引の対象でした。


壁の穴は鎖をつけていた場所です。

階段を降りた側には鎖がありますが、反対側にはありません。
おそらくですが、男女を分けていたのではないかと言われてます。男性の方がパワーがあるので、鎖を壁に埋める必要があったのだと思います。

その奥には、港があります。



わかりにくいように、普段は砂浜ですが、潮が満ちる夜中になると、ガレオン船が停泊できる程の深さになるそうです。

ここで行われてたのは、非合法の奴隷貿易だった為、正確な数はわかっていません。

ただ、この整った設備を見る限り、相当な奴隷が売買されていたのではないでしょうか。



見学が終わり、ロロさんが友達を呼び止めて、牛車に乗せてもらいました。


右がロロさん

「牛じゃ遅いでしょう?」とか思ってましたが、結構早くてあっという間にロロさんの家の前に着きました。


「ココナツでも飲んでくか?」

と聞かれましたが、もう13時近くで先があったので、彼と別れて、ちょうど来たストーンタウン行きのダラダラに乗り込みました。(800シリング)

バスの人たちに、私が最近覚えたスワヒリ語「ミミ シ ムチナ(私はチャイニーズではありません)」を披露したら、大ウケ色々スワヒリ語を教えてくれました。

歩き疲れて、ダラダラで爆睡…

それと共に教わったスワヒリ語を忘れました。



そして、ストーンタウンに戻ってきて、今度はパジェ行きのバス探し。

そしたら、また声をかけてきた人がいました。
パジェ行きのバス教えてくれるそうで、一応お金払うガイドならいらないよと断りましたが、いいからと言ったので、お願いしました。

ここから、歩いて510番のダラダラに乗って、このバスターミナルまで行きます。




その後乗り換え、ここから東海岸行きのバスが出ています。



この510番のダラダラの料金を払うとき、案内してくれた人が私に2人分払わせようとしました。

コンダクターに「モジャ(1人)」だと、主張して彼の分は取り返しました。

なんか、怪しいやつです…

バスターミナルに着き、324番ミチャンビのバスに乗るのですが、案の定、案内した人がお金を要求してきました。
「いや、最初に払わないって言ったよね?」と言って、もめました。

ちょうどガイドブックを持ってたので、スワヒリ語で「スィジュイ(知りません)トゥタオ ナナ(さようなら)」と言って、追い払いました。

せっかく今日はいい人デーだったのに…やっぱりいい事は3回は続かないのね…

日本とか、ヨーロッパだったらこんなことに警戒する必要ないんだけどな、人を疑わなければならないことが、とても悲しい。

優しさはプライスレスの方が好きだなぁ


ちょっとしょげながら、バスに揺られて、「The Rock」に向かいました。
神席助手席に座れたので、運転手に直接「The Rock」に行きたい事を伝えておきました。
コンダクターにはボラれないように2000シリング黙って払いました。
これが正規料金です。



バスで2時間と聞いていましたが、1時間半ぐらいで、ザ・ロックに着きました。



狙った通り、午後になり、潮が満ちてきていました。

晴れた時を狙って、パシャり!




んー!なかなかいい景色ですね。

もう少し潮が満ちて欲しいので、近くのバーでお酒を飲みながらのんびり。



お供は、タンザニアのビール



終わって海岸へちょうど曇って来てたので、晴れてくるタイミングを待ちました。



海辺でボーッとしてると子供達が、「ビスケット~」「チョコレート~」と寄ってきます。

暇なので、彼らを相手にスワヒリ語の練習をしました。


「ビスケット~、チョコレート~」という彼らに


「スィファハム (理解できません)」と

そしたら、面白かったらしくて、そこら辺にいた子がみんな寄ってきました。


「ビスケット~チョコレート~」


私も負けずに「ナタカ ビスケット(私はビスケット欲しい)アイムハングリー」と言って遊んでました。


少し晴れたので、いい所をカメラに収めて…



子供たちにさよならして、帰りました。

帰りのダラダラを拾おうと試みましたが、2回ダラダラが、私が手を挙げている横を通り過ぎて行きました。



帰りたいのだけど~
いっぱいだったのかな?



仕方がないので、一度タクシーを拾って、パジェまで戻ることに。

通ったタクシーを止めて10000シリングまで負けてもらって、パジェまで乗っけてもらいました。

途中で運転手がダラダラを捕まえてくれたので、そこで乗り換え。

無事に19時にはストーンタウンに帰ってきました。

そして、晩御飯は普通のご飯に豆をかけたもの。




後で、後ろの屋台でタンザニアのチャーハン、ビリヤニが売ってたのを知る
そっちが良かった。

隣の人が、ホワイトチャイを飲んでたので、私も一杯注文しました。



スパイスが効いた、甘いチャイは今まで、ザンジバル島で飲んだやつの中で一番美味しかったです!

けど、南国なのに、すげーアツアツw

ご飯食べ終わってなお、アツアツのチャイがなかなか飲み終わらなくて、ゆっくりしてると、私の向かい側の席で揉め事が…



男の人が2人いて、黒いTシャツの人と水色のTシャツの人。最初は黒の方が、水色の方に怒鳴ってました。

水色の人はそれを黙って聞いていました。

一見気弱そうなので、大人しい人なのかな?とか、思っていたら



途中で立場が逆転!

水色の人が怒鳴り始め、黒の服の方が彼をなだめ始めました。

黒い服の方が、仲直りに握手をしようとしました。


けど、水色の人はそれを振り払います。

そして、おもむろにあるものを取り出しました。



手錠⁉︎


そして、黒の服の人に手錠をかけると、周りに集まってきたギャラリーを蹴散らしながら、去って行きました。

後で聞いたら、黒の服の方が持ってはいけないもの(多分ヤク)を持ってたそうで、売ろうとした相手が、どうやら私服警官だったようです。

と言うわけで、あえなくその場で御用となったようです。


なんか…


ドンマイw


にしても、初めて本物の手錠みたわ~


まさかの逮捕劇遭遇に驚きつつ、その日は帰宅しました。


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