ストリートチルドレンの家、ンサンサビレッジで子供と遊んできた【世界一周10ヵ国目ザンビア リターンズ】


私はルサカは、ンサンサビレッジに滞在しています。ここはストリートチルドレンの保護施設で、40~50人のストリートチルドレンが保護されています。

下は5歳から、上は23歳までの男の子がいます。

ンサンサの子と…

ンサンサビレッジでは、彼らに三食のご飯と寝る場所と、教育の機会を与えています。





今回はンサンサでしたボランティアと彼らの様子についてお話ししようと思います。

ンサンサでのボランティア


ここには、ルサカのホステルで会った韓国人のチョウと一緒に来ました。



私が「ストリートチルドレンの家に行くのだけど…」といったら、「僕も行きたい!」と即言ってくれた、とてもいい人。
彼はジャーナリストをしてるそうで、写真がとっても上手!


今回の写真、ブログ名が入っていないのはチョウの写真です。

子供達にも、カメラの使い方を教えてあげていました。


撮影中…


私は、元パン屋と言う事で、一応料理が得意なので、子供達に配る朝のパンの準備と、昼食の準備のお手伝いを主にしました。

パンは47人分×3枚!
それにひたすらバターを塗ります。

そして、大鍋に紅茶を煮出して、ミルクと砂糖を入れて、彼らに配布します。


同じ人に渡してはいけないのですが、黒人の顔の見分けが全然つかないので、言われるがまま笑




私が、二回同じ人に渡しそうになって、子供達の間に火花が飛び散りました

ケンカはやめてね笑


そして、お昼の炊き出し。

大鍋にいっぱいのシマを作ります。


これがかなりの重労働




前回ザンビアに来た時、シマを焦がした経験がある私は必死でした。
人様に食べさせるシマを焦がすわけにはいかない!

お陰で、現地の言葉を覚えました。「シマ チャコラーニ=シマを混ぜ混ぜ」。


そして、キャベツを切って、トマト、油、塩でスープを作ります。

キャベツの切り方もまた板を使わないで、ナイフでザクザク切っていきます。



そして、できたオカズをシマと共に食べます。

やはり二回目を狙う輩がいるので、それに注意しながら分配。

余談ですが、シマにもおコゲができます。
まるで煎餅の様な香りがするのですが、現地語でも「センベイ」と言うそうです。

へ~へ~



ンサンサの授業


平日は彼らは授業を受けています。

今日から制服で授業。



つぶらな瞳がかわいいギフトくん

最年少5歳のムソンダ
とにかくかわいい♥



駐在員の方々の寄付でもらったそうです。少し前からあったのですが、学校に椅子がなかった為、地べたに座ると汚れるので、使えなかったそう。

今日から椅子が来たので、制服で授業を受けます。



先生はサンドラ先生。
一人で、様々な学年の子の授業を持ちます。

今は、まいかちゃんという、ボランティアの子がお手伝いに来てるので、何とかなってますが、普段は先生一人。

一人で何学年も見るトレーニングを受けてるそうですが、ザンビアの子達は集中力がないので、それでも大変そうです。

この笑顔がステキな彼は、アレックス君。



彼は滞在中、一番私に懐いてくれました。そして、私はそれをいい事に頭を触りまくりましたふさふさで気持ちいいんだ

彼はアルファベットの書き方を練習中




んー、お手本とアルファベットの行がずれています

枠に囚われない大胆な気持ちは伝わってくるよ!笑
頑張ろうね!

大人気のマイカ先生は56冊ノートを抱えながら、問題作成と丸付けをしています。


モテモテのまいか先生

途中から、少しだけ問題作成と丸付けのお手伝い。足し算ぐらいなら、数学で赤点取った事のある私でも、教えられます。

次の日は、アートの授業、今日はまいか先生はいません。




今日のお題は、先生の似顔絵を描こう!
イマジネーションを働かせて、本物を見ないで描くのがコンセプト。
何故か私も紙を渡されて、絵を描くことに。

みんな机がないので椅子を使ってます

このジェラード君。彼は賢いです。先生がいないのをいい事にずるっこして、サンドラ先生の絵を描くのにポカホンタスの絵を参考にして描いています。







コラコラ、ズルはいけませんよ


外では、絵心のある子が色付きでサンドラ先生を書いています。他の子供達もそれを見に教室の外へ出ました。



しばらくして、先生が戻ってきて、一喝!

何故なら、授業中教室の外に出たから。

「マユミ先生が見てるから先生は外に出てたのに、何で外に出るの!」


とか言ってた。申し訳ない

一緒にふざけてたわ笑


てか、怒るべきだったのね。


そして、絵を回収。

絵の名前抜けなどをチェックする先生。



そして、手に持ってた一枚の絵をいきなりビリビリ破り始める!



!!!!!

なんで!?


どうやら、関係ないものを書いたり、間違えたテーマで描いた子の絵を破いてるよう。

流石アフリカ式。スパルタです。

日本でやったら泣くヤツや!



そんな怖いサンドラ先生も、絵が上手い子がサンドラ先生を書いていると、嬉しそうです。

私のもちゃっかり回収されて、学校のファイルにファイリングされてしまいました。
日本的なマンガタッチの絵が、ザンビアの子供達の絵の間に納められることに。

ンサンサ滞在の最終日、14日はバレンタインデーでした。

その日、私は子供達に特別授業を持たせてもらいました。



料理の授業!

バレンタインらしくチョコレート菓子を作りました。
今回作るのは、マシュマロコーンフレークチョコレート❤︎

まずは、授業らしく黒板の前に立って説明。
彼らはキリスト教なので、バレンタインデーの由来を説明します。

知ってますか?バレンタインデーの214日は、由来となると聖人、聖バレンタインが死んだ日なんですよ!

そんな悲しい日に、私たちはチョコを交換してるのです。


そして、チョコレート調理における注意点、「絶対に水を混ぜるな!食べれなくなるぞ!」と脅しながら、説明してスタートしました。

滅多に甘いものが食べれない彼ら…。
小さい子達ら目をギラギラさせながら、チョコレートを見ています。






そんな彼らに、ドキドキしながら、調理開始!







もっと戦争になるかと思いきや、年長者が指揮を取ってくれて、結構スムーズにいきました。







スプーンや棒についたチョコレートを嘗めとるのに、ちょっと争いになったぐらいかな笑
そこら辺は日本の子供達と一緒ですね

チョコレートをワックスペーパーに乗せて、冷蔵庫へ




この冷蔵庫係のケネディ君はチョコレートが気になって、何度も冷蔵庫を開け閉めしてます。



コラコラ、固まらなくなっちゃうでしょ!

そして、その間にコーヒーを作ってもらい、チョコレートが固まった所で終了!


みんなで作ったチョコレート

コーヒーと一緒に…


この費用には45ドルの残りを使いました。

大分予算はオーバーしてしまったのですが…w

最年少5才のムソンダがチョコレートを食べながら、はにかんでました。


ちょーかわいい…

その顔を見たら、「まあいいか笑」と思いました。

今日はバレンタインデーだからね!

食べ物は人を幸せにするのさ♪


日曜日のミサ


毎週日曜日には、教室は教会に変わります。



今日は、ここに住んでないストリートの子達も来て、ミサと炊き出しを行います。


トラックに乗ってやってきます

ここに保護されていないストリートの子達は、昼は眠いみたいで寝ている子もいます。




日曜のミサに来る子の、中には女の子もいます。


未だストリートに住む女の子と


ストリートチルドレンの中で、女の子は10%程です。

女の子達の環境は、更に過酷です。レイプや暴力の危険に身をさらされていて、また体を売って生計を立てている女の子もいます。

それにより、子供ができてしまうケースもあります。
そして、その子供もストリートで育ちます。


日本でも最近、取り上げられますが、貧困は繰り返すのです。特に発展途上国では、それを覆すのは容易ではありません。

それを変えるには、外部の手が必要なのです。



実は、ムタレ夫妻は音楽家で、自らPVCD製作をしています。

そのスタジオから、キーボードとマイクを持って来てミサの曲を奏でます。




しっとりとした曲もありますが、それで終わらないのがアフリカ流。

歌って踊るミサの様子を動画に収めました↓

楽しいミサ♪


今ンサンサに住んでる子達も仲間に会えるので嬉しい様です。

彼等は時々、今持ってる衣類を彼等にあげるそうです。

自分達は屋根があって、毛布もある生活ですが、仲間はまだ寒くて、夜眠れない環境にいる。


優しい彼等は、仲間が震えてるのを見捨てて置けないのです。

そんな彼等に、私もTシャツを2枚あげました。



ンサンサに行って


子供達と話していて、どの子もビックリするぐらいいい子で、とっても楽しい時間を過ごしました。
最初は2泊の予定でしたが、気がついたら、4泊していました。


今は落ち着いてますが、薬物の依存を断ち切るのは容易ではなく、時々逃げ出す子もいるそうです。

けど、多くの子は結局戻って来るそうです。依存はありますが、警察に追われ、薬物を吸って空腹を紛らわす環境は、長くは続けられないのです。

昔は荒れていた子も、この施設に入り続ける事で、今は落ち着いて来たそうです。

ンサンサの人達の努力は本当に凄いと思います。



アフリカのって、人と人との距離がかなり近いなぁと前々から感じていたのですが、ここは特別近かったです。
どの子も座ってると、ピターと寄り添ってきます。

そういう所を見ると、家庭に色々あったんだなぁと思います。



今回私は料理の授業を持たせてもらいましたが、ンサンサでは授業やアクティビティを求めています。普通の授業も重要なのですが、ザンビア人ってあまり集中力が無いんですよね笑

飽きると、またストリートに戻ってしまったりしてしまいます。

ぜひ、彼等の将来の為に教えられる事があれば、ここで授業をしてあげて欲しいです。



彼らは、みんなとてもいい子ですが、あの子達の様に以前は路上にいたのです。

あの笑顔がステキなアレックスも、小生意気なジェラードも、つぶらな瞳のギフトもあの路上にいて、寒さのあまり眠れない夜を過ごしていたのです。

そう思うと、かわいそうで仕方なかったです。
特に、ストリートチルドレン達に会いに行ったその夜は、現実を知り泣いてしまいました。

彼らも昔、あの過酷な路上で過ごしてたと思うと、悲しくなりました。



そして、まだまだ路上には子供達がいっぱいいます。

そして、ここだけじゃなく、私が通って来た、モザンビークやジンバブエなどにもいま
した。


彼等は支援を求めています。



世界一周旅行者の方、正直ルサカには観光場所はそんなにありません。

そのままルサカをスルーされるなら、是非ここを訪れて見てください。



そうすると彼等に対する考え方が変わると思います。

旅行中にお金をねだってくる子供がいるはずです。


ひどい扱いをしてないでしょうか?



私は「してたなぁ」と思ってます。

世界一周中でお金にシビアになってる部分もありますが、思い返すと「ヒドイことしてきたなぁ」と思います。



けど、これからは違う反応ができると思います。
お金はドラッグを買ってしまうのであげられないけど、白い目で見てた彼等に微笑み返す事はできるはずです。


酷い扱いを受けてきた、彼等はそれだけでも嬉しいのです




おまけ1



一緒にいたチョウとンサンサの動画を作りました。

私は編集ちょこっとしただけなので、ほぼチョウの功績w 



ンサンサのかわいい子たちが沢山映ってます♪

時間があるときに、ぜひご覧ください

おまけ2  世界の最果てでふざけたい




私の持ち物の中に入っていた。世界一周おふざけグッズ、その1「ビリビリペン」




100均で購入。アフリカの子達とふざけようと持ってきた!

まず、「名前書いて」と紙とペンを渡します。

そして、芯を出すためにノックをすると微弱電流が走る仕組み。




案の定、大ウケ!

調子に乗った彼らはムタレ夫人も餌食にしてました笑すみません…



そして、その2「ゴキブリガム」。



ガムを引くとゴキブリのおもちゃのついたクリップが、手を挟む仕組み。これも100均大先生のおもちゃ


「そもそもアフリカの子達が虫を怖がるのか?」と疑問でした。

気になる反応は動画で



あー楽しかった笑


やっぱ私は先生には向いてないな!
一緒にふざける方だから笑



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黒人の子達の頭の触り心地が気持ち良すぎて、何かと理由つけて撫でてた笑笑


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