フェリーでマラウィ湖を突っ切ろう!一泊二日の船の旅【世界一周18ヵ国目マラウィ】
2018年3月2日
おはようには早い時間、時刻は真夜中。
一泊3500クワチャ(520円)という安さに目が眩んで、マラウィ湖の砂浜にテント張り、宿泊中です。
やばいな…雨だ!
これボツワナ以来、どころかボツワナを軽く超えるやばい奴だ。
日本の夏のゲリラ豪雨並みに降ってる…
マラウィ湖が氾濫する事は無いとは思うけど、既にテントの四方の床が、雨に濡れてしまって、もう座っていられるのが中央部分しかない…
慌てて、逃げる準備。
何も準備してない時に限って、降られるんだよなぁ
中々雨が切れないので、濡れながら、荷物を全てテント外に運び出しました。
そして、宿のクッションがことごとく雨に濡れてて使えなかったので、1人掛けの籐椅子に座って、リビングテーブルに足を伸ばして、眠りました。
寝にくいし、蚊が来るし、眠れない環境です。
そして、逃げてから2時間経った、夜中3時に宿の人が来て、椅子に寝ている私を部屋に案内してくれた。
お陰でベッドに寝る事が出来ました。
ありがとう…泣
そして、3時間後起床。
パンを食べて、手荷物をまとめました。
びしょ濡れのテントも一緒です。
濡れたテントをたたむ時ほど、テンションが上がらないものは無いな…
雨に濡れてこびりついた砂をはたきながら、ゲンナリしてしまった。
もう、これ捨てたいな…
今日からマラウィ湖、フェリーの旅です。
昨日、宿で出会った南アの白人アダムさんも一緒です。
珍しく二人旅。
「珍しく」とか、「ネクラ」な発言いかんね。
ちょっともっと日本人団体旅行者とか、欧米人とかと写ってるキラキラ写真撮れればいいのだけど、多分普通の旅行者よりは大体の時間を孤独に過ごしてると思う。
慣れっこだが、コミュニケーション能力の低下が否めない。
日本に帰ったら、ちゃんと普通のコミュニケーションを成せるのだろうか?
いかん!眠いから、文面が暗い!
明るく行こう!
だって、今日から一泊の船の旅だもの!
私が乗るのは、フェリー「Chilenbweチレンヴェ」!
モンキーベイを出発&終着点にして、1週間かけて、ぐるっとマラウィ湖を一周するこのフェリー。
モンキーベイからは、毎金曜日の朝にに出発します。
出航は9時。
8時には、乗り場集合です。
30時間以上の船旅。
しかも、ご飯の類が一切売ってなく、水のみ購入可。そして、どこの港にも寄りもしないそう。
これだけ書くと中々キツそうですけど、あの事故の恐怖に震えながら、窮屈なハイエースに押し込められるよりはましだと思えます笑
一泊の宿代も浮くしね。
ご飯対策として、食パンとピーナッツバターを買って乗り込みました。
ご飯対策として、食パンとピーナッツバターを買って乗り込みました。
8時20分に乗船開始。
アダムが外に行ってしまったので、出航時私は中で荷物を見ながらお留守番。
まあ、別にマラウィ湖に漕ぎ出すことに感慨はないので良いですし、何せこれから30時間以上マラウィ湖しか見れないわけですからね笑
最初は現地語で。
そして、次に英語で説明。
アダムは寝てしまってるし、他の白人の人達は外でてるので、実質私に専属で英語で説明してくれました。
まあ、適当に説明して終わりだろう、と思っていました。
そしたら、
「では2名の方、前に来てデモンストレートしましょう」
あろう事か、私を指す乗務員。
いや、やめようよ!
晒し者だし!
断る間も無く前に連れ出され、ライフジャケットを着る事に…
更に、ライフジャケットを地元の人に着せる練習も…
そこを写真に撮るマラウィ人。
説明してた乗務員も一緒になって、タブレットを取り出し写真を撮っている。
この絵面を撮りたかっただけだろう‼︎
アダムがちょうど起きて、私を見て笑っていた。
11時に1個目の停泊地に着きました。どうやら、港には寄らずに、小舟で乗客や荷物が運ばれるスタイル。
ほとんど揺れないチレンヴェも、乗り降りする時はそこそこ揺れます。
「えっこんなに乗るの?」ってぐらい人がワラワラ乗ってきます。
そして、船内でお酒やらジュースやらを飲み始めて、それを片手に写真を撮りあってました。
チレンヴェは、マラウィのインスタ映えスポットのようです。
しばらくして、波が引くかのように去っていく彼ら。
本当に、写真を撮りに来ただけのよう。それが合図かのように、船が再び出発します。
本当に、写真を撮りに来ただけのよう。それが合図かのように、船が再び出発します。
そして、13時には次の停泊地に…
ご飯を買ってなかったアダムが、キャプテンにお願いして、お昼を食べに船を降りていった。
ご飯を買ってなかったアダムが、キャプテンにお願いして、お昼を食べに船を降りていった。
ジジくさいね
けど、司馬遼太郎好きなんだよね。
歴史ははちゃめちゃだけど、それはそれで面白い。
因みに一番好きなのは、数年前仲間由紀恵とが主演で大河ドラマになった「功名が辻」。
ダメな夫を、賢い奥さんが内助の功で、一国一城の主にする話。
自分の人生のバイブルと言ってもいいし、すごく憧れがあります。
しかしながら、私は馬があったら自分で駆けてくタイプだから、内助の功なんて事できなそうだなと、諦め半分の最近…
しかしながら、私は馬があったら自分で駆けてくタイプだから、内助の功なんて事できなそうだなと、諦め半分の最近…
私が本を読み始めたころ、一緒のアダムは船内の通路の真ん中に自分のマットレスを敷いて、スヤスヤ寝始めた。
アダムは鼻歌を突然歌い出したり、外で日光浴したり、マイペースで自由なので、長旅の相手としてはかなり居心地がいい。
私も大概自由だから笑
18時ごろになると、他の人もチテンゲをひいてゴロゴロし始めました。
外は雨が降って来ていて、外にいた人達が避難してきました。
私はマットレス持ってないのに、その雑魚寝スタイルはヤなので、断固椅子で寝ます!
夜19時頃、アダムがむっくり起きて、一言
「サンセットを逃したよ」
あっ、そんな事忘れてたわ。
てか、雨だからね…
その後は、本日最後の停泊地、ンコタコタに着きました。
アダムは相変わらずご飯を降りていきましたが、私は食パンとピーナッツバターがあるので残る事にしました。
それが正解でした
アダムが去ってから、ワラワラ人が乗ってきて、あっという間に満席になりました。
私がいなかったら、席も無くなってただろうし、荷物もちゃんとキープしてなければ、人混みに紛れてたぐらい。
外が雨って事もあり、船内に人が押し寄せたのです。
足元にある私の荷物には女の人が寄りかかり、その足元に子供たちが集っていて、通路をふさいでしまっています。
人口密度があまりにも高すぎて、船内の温度が少し上がりました…
足元にある私の荷物には女の人が寄りかかり、その足元に子供たちが集っていて、通路をふさいでしまっています。
人口密度があまりにも高すぎて、船内の温度が少し上がりました…
こんなキツイって聞いてなかったけど…
昼間あんなに空いて、アダムが通路に寝転がっていたのがウソのようです…
なかなかみんな寝なくて、ひっきりなしに私の隣を人が通るし(しかもめっちゃぶつかる)、電気もつけっぱなし、人がうるさくて12時ぐらいまで寝れず、2夜連続過酷な夜を過ごしましたとさ…
移動情報 チレンヴェ(フェリー)
ンカタベイまで
セカンドクラス14100クワチャ
ファーストクラス 20000以上だったと思います…
ファーストクラスとセカンドクラスの差はリクライニングがあるか、無いか。けど、リクライニングもそんなに倒れるわけではないので、セカンドクラスで十分かと…
毎週金曜日にモンキーベイを出発、土曜日の夕方15:30にンカタベイ着。
船内では何も買えないと聞いていましたが、ポテトチップス、ビスケット、ジュース、水が購入可能。
その他にお願いすれば、寄港地でご飯を買いに下ろしてくれます。
キレイなトイレはありますが、シャワーは無いです。
座席の一席毎に肘掛が付いている為、座って寝るスタイル一択。
床で寝る元気があれば、床でもいいですが、雨の場合は人が溢れて、早めに場所を確保しないと、困難になります。
ンコタコタで人が沢山乗ってくるので、席の確保必須。
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朝トイレのドアを開けたら、おばちゃんが中で水浴びしてた…
因みにこのトイレ、排水設備は備わってない。自由だな…マラウィ
てか、鍵閉めてくれ!
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