モンゴル最古の寺院「エルデネ・ゾー」とモンゴル帝国のお話【世界一周25ヵ国目モンゴル】

2018年6月17日






せっかくカラコルム来たのに、生憎の雨!





ここ1日しかいない予定なのに!

もう、諦めて、午前中はぼーっとしてました。

すると、午後に雨が止みました!



待ってました!
カラコルムに来たら、どうしても行きたいところがあったので、そこだけでもいいので今日行く事にしました。

オーナーのガヤさんにATMに行くついでに送ってもらいました。

まずローカルレストランで食事。



よくレストランで見る「~ダンピング」というヤツ




肉を餃子のような皮で包んでいます。
肉と言ってもひき肉では無く、サイコロステーキのようなものです。

野菜は玉ねぎしかなく、味も塩だけです。
モンゴル人は、スパイなるものを一切使わないのです。
なので、肉本来の味と言いますか…

相変わらず、羊くさいのですが、慣れて来たのか、食べれるようになって来ました。





それから、遺跡へ行きました。
その頃には快晴になって来て、絶好の観光日和になりました。




遺跡も青空に照らされ、かなり綺麗です。

そう、これが今日行く遺跡「カラコルム遺跡」です。




カラコルムはモンゴルの最初の首都。

チンギス・ハンが首都と定め、2代目の「オゴタイ・ハン」の時に完成しました。







そういえば、チンギス・ハンの話をまだしてないので、その話をしようと思います。

遺跡にはほぼ関係ないので、飛ばして頂いても結構です。

そう、私の趣味ですww





「チンギス・ハン」これは後に付けられた名前で、本名を「テムジン」と言います。

彼は今までバラバラだった、モンゴルの遊牧民をまとめ、初めてモンゴルに国を作りました。
なので、モンゴルでは、建国の祖として、崇められております。



もう、彼なしでは、モンゴルを語れないと言っていいでしょう。

そして、人類の歴史上、1番大きな国「モンゴル帝国」を作り上げたのが、彼です。

借り物ですが、彼が作り上げた大帝国の発展の推移です。

帝国の範囲

Wikipediaより



ユーラシア大陸の、半分はあろうかと言う広さ!


歴史上、これ以上の大帝国作り上げた人いませんからね!





じゃあ、何がこの遊牧民達最強だったのか?

1番すごいのが、遠征の能力ですね。



彼らは遠征の時、1人につき馬を5、6頭率いて行きます。
そして、一頭が疲れたら乗り換え、疲れたら、乗り換えをしながら進むんですね。




その行軍能力、1日70キロと言われています。
古代ローマ人の行軍能力が、一日20キロぐらい…


いや、もちろんそのやり方もすごいのですが、乗る人の能力もハンパ無いのです。
普通クタクタになりますから!



そして、疲れた馬は解体!
肉は食用に、皮は衣服にしてたのです。

もう、彼らを止める事が出来る民族は、その時代他にいなかったでしょう。





もちろん、チンギス・ハンの政治手腕も優秀でした。

例えばモンゴルには、もちろん城なんてありません。

みんなゲルに住んでますから。
だから、モンゴル人は城攻めは苦手なんです。

そこで、チンギス・ハンは中国人達の力を借り、投石器や、爆薬を使い城を落としたと言います。

ここからも分かる通り、チンギス・ハンの政治は基本的に寛容政策。
降伏した国などには、寛大な措置を取っていました。

そして、宗教や習慣などを尊重し、自らも積極的に取り入れました。
なので、当時のカラコルムには、イスラムのモスクがあったと言われています。




今回行く遺跡は、カラコルムの中心街の部分に当たります。
仏塔の囲いの中がそれにあたります。




街と言っても、建物はいくつかの寺院を除いて何もありません。
だって、ゲルに住んでいたのですものw


カラコルム自体は、近くに川もあり、西とも交易がしやすかったことから、この地が選ばれたそうです。

中に入ると「エルデネ・ゾー」と言うお寺があります。



モンゴル最古の寺院で、世界遺産オルホン渓谷の一部として登録されています。






そもそもこれまでゲルに住んでた彼らが、わざわざ固定した建物をつくるなんて、革命的出来事ですからね!




中には、ド派手な仏様たちが収められています。


遺跡以外にも寺院があります。
中にはお坊さんたちがいて、モンゴル人たちにお祓いみたいなことをしていました。




ここの目の前にあった、お土産物屋の数珠がすごくかわいかったので、のっけておきます。
個人的にはチベット仏教系の数珠はとてもかわいいと思う。


出口に行くとモンゴルのかわいい子供が、モンゴルの衣装を着ていたので激写!





衣装に着られている姿が、マジでかわいい♥



終わって、アイスクリームを食べながら、次へ


一番右の天辺のない
ソフトクリームみたいなやつ
おいしかった



次はカラコルムミュージアム


ここは、日本が援助して建てた博物館です。
ここらは日本の研究チームが発掘してるようですね。
なので、一部の展示が日本語になっています。頑張って全部英語を読む必要がらないので、楽です。

すべての用事が済んで、歩いて帰りました。

宿の前でふと

このまま帰るのもなぁ…



という事で、目の前の丘に登って見ることにしました。



宿の晩御飯の締め切りが18:30なので、それまでの1時間ぐらいのお散歩です。




牛がこっちを見て、バッタがキチキチ鳴く中をひたすら歩きました。
ちなみにモンゴルは緯度が日本より高いので、21時ぐらいまで、余裕で太陽出てます。

とりあえず、地図のここぐらいまで歩こうかと





そして、到着!




ここには、カメの形をした岩があります。



これは、ここがカラコルム首都である事、そして首都の長い発展を願って置かれたものです。
ここの他にも、カラコルム内に何箇所か存在します。

今回は全部は回れませんが、まあ一個見れただけ良いでしょう

何よりこの絶景ですからねぇ!




とっても満足して帰りました。
時間があれば、もう少しカラコルムに居たかったのですが…

用があって、明日はウランバートルに戻らなければなりません。

とりあえず、明日は川ぐらい見に行こうと思います。

旅メモ

エルデネ・ゾー
入場料 3000トゥグルグ

カラコルム博物館


入場料 8000トゥグルグ


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