ガリシアの田舎に泊まろう!【世界一周2カ国目スペイン】


フアンごめんね‼︎田舎って言って!

けど、とてもいい所だった‼︎



ここからガリシア食い倒れ紀行になる事を勘弁していただきたい!
最後に書く感想は「ガリシアはやっぱり美味しかった」です笑


フアンの実家はビーゴのサルセダの町にある。


知らなかったけど、フアンの実家はプール付きの豪邸だった。


昨日遅かったし、寝台の疲れからか、11時に朝食!

フアンのお母さんが朝食を作ってくれた。
パン、チーズとハム、それからお手製のトマトソースとイチジクジャムやコーヒーを頂いた。



近くでオリーブオイルで有名な地方があるそうで、バンにそのオリーブオイルと塩をつけて頂いた。一口食べたら、とんでもなく美味しいオリーブオイルで、もう日本で食べたやつは、「タダの油だな」って思ったほどだ!

久しぶりに豪華な朝食を食べたー

そして、ジャムもどれも最高に美味しかった!家庭菜園があり、野菜や果物はそこから取り、作っているそう
いわゆる、自給自足‼︎

そして、昨日のワインファイヤー用の鍋と、スペインの各家庭に一台はあると言われる生ハム台を見学!




そして、フアンが実家を案内。

まず、ワイン用のブドウの木。



フアンの実家では自家製ワインを作ってるそうで、来週収穫するそうです。

そして、ニワトリもいます。



隣は牛小屋だったそうですが、今はいません。
そして、リンゴやイチジクの木がなっていて、お母さんはここからジャムを作ります。あと初めて聞いた、リカンと言う木があります。



リカンの木


そして、もう一棟今は使われてない家があり、それがガリシアの伝統的な家になります。



昔は一階に家畜が、二階に人が住んでいて、動物の熱で暖を取っていたそうです。

昔の調理台

屋根裏

昔のスーツケース
船用だそうです

そしてワイン蔵も見せていただきました。

下の石は昔のワインを作る機械
石臼のようなもので挽いていたみたいです。

アルバレス家のワインセラー

全部作りワイン‼

オルハやリコールデカフェもあります。

ちなみに昔はひょうたんみたいな
これにワインを入れていたそうです


本当は祭り行って午後にさよならの予定でしたが、「今日は家族が集まって、サーディンを焼いて食べるピクニックがあるので、参加する?」と聞かれて、ノーと言う理由が一切なかったので、お邪魔させて頂きました!

まず、その前にお祭り~!

ガリシア地方では、夏になると毎週のように大小様々お祭りがあります。その数、250以上に登ります。
なので、毎週新聞にどこで何のお祭りがあった載っています。因みに、実家の近くでは昨日もドンドコドンドコ太鼓がなっていて、お祭りだったそうです笑

そして、今日参加するのは、「callos カジョス」を食べるお祭り。

会場に行ってみると、人がいっぱい‼︎



毎週のようにお祭りがあるのに、良くこんなに人が集まるものだ‼︎


昨日と同様お兄さん達と合流して、メイン会場へ。
屋根付きの会場の一角に大鍋4つ程があり、そこでカジョスが作られる。この大鍋料理を振る舞う祭りのスタイルは、ガリシア以外の地域ではないそうです。




席取りして待ってると、フアン達がカジョスを持って来てくれました。

これがカジョス!



牛のモツをに生ハムとひよこ豆をトマトベースのスープで煮込んだもの。
美味しくて、じゅんちゃんとフアンの彼女さんはモツを苦手だと言ってたけど、これは食べれると言っていました!

そして、もちろんガリシアワインと共に❤︎



この祭りは開催25回目を数えます。ガリシア伝統のワインの器とカジョスの器はお持ち帰り可能!フアンの家族は一年目から来て毎年持ち帰ってるそうです!


昼から飲んでます笑

そして、終わったら、ピクニックに移動。

家族って規模が小さいものを想像してたら、こんなにいました笑


どうやらお父さんの兄弟だけでも9人いるらしい。お兄さんの彼女ももう誰が誰かわからないと言っていました笑
今日はサーディンパーティで、大量のニシンを焼いていました。


ニシンは手で食べます。
まず、伝統的なトウモロコシ粉を混ぜたパンにニシンを一匹乗っけて、皮を剥いでから、中身を丁寧に食べます。


食べ方を教えてもらいました

他にも各家庭から大量のご馳走が持ち込まれていました。

エンパナーダ

エンパナーダはガリシア発祥!エンパナーダは4.5種類はあったかな、1番美味しかったのが、具がイカ墨色に染まった、イカのエンパナーダとホタテのエンパナーダだった。じゅんちゃんとレシピ習って日本で売ろうか!って言ったぐらい美味しかったです。

イカのエンパナーダ

お手製のトルティージャ‼︎上に乗ってるのはチョリソー!



そして、家で作っているワイン❤︎


さっきのお祭から持ち帰ったカジョスもありました!

そこで終わりませんでした


お母さん達ご自慢のスイーツが次から次へと…(写真が下手なのはカンベン!)
アーモンドケーキ
  
リカンケーキとベイクドチーズケーキ

コレもチーズケーキ

リンゴパイ
私はこれが一番おいしかった

すくった分なので見た目がいまいちだけど
味は絶品カフェプディング

パンプキンケーキ





私達が珍しいから全部試すのを、ガリシア人はもうお腹いっぱいと言って暖かく見守ってくれました笑


どれも、とーーーっても美味しかったです❤︎

そして、締めはやはりリコールデカフェ‼︎(これも自家製)


リコールデカフェを作ったおじさん

おまけにオルハで作ったサクランボ入りのと酒、licor lindaリコールリンダ

リコールリンダ



私が強いのがわかったのか、メッチャ酒を勧められる笑


その後にエスプレッソ‼︎


本当にもう食べれないくらい食べました笑


ガリシアの一般家庭ではこの様に、自宅でなんでもしちゃうそうです。ガリシア人は会社でも働く、家でも働く。
それがガリシア人とおじさんが語ってくれました。

そして、大きいファームで作る事を「latifundioラティフンディオ」、自分たちで自分の分だけ作る、所謂自給自足の事を「Minifundioミニフンディオ」と言うそうです。
一時はこの考え方は少なくなったそうですが、最近IT関係の人を中心にこの考え方が再び戻ってきてるそうです。

毎年自分で作るから、味が良くなっていくし、自分の体に合ったものになる。

私は家でも、外でも働くと言う考え方にとても共感しました。

モチロン会社も大事ですけど、自分や家族の為に働くという、忙しく日々が過ぎ去っていく私達が見失いがちな事をガリシアの地は教えてくれました。彼らは大切な家族や友達と、人生を楽しんでました。
だから、こんなに家族が集まるのだろうし、全くの他人の私達も暖かく迎えてくれたのだと思います。ガリシア人はとてもいい人ばかりでした‼︎




フアンのお父さん、お母さんと


あー、書いてたら涙出てきたっっ
本当にいい家族だったなぁ…


帰りはポルトガルのバスステーションまで送ってくれました。

お兄さんは優しくて、また2周目来る時は声かけてね!と言ってくれたので、北欧のお土産持ってまた訪れようかなと思っています笑

次は急遽決まったポルトガル‼︎

あの傘の祭典を目指します‼︎


よかった‼ただ「美味しかった」で締まらなかったわ笑

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