シュラーグボルテン登山 山を嫌いになりかけた日【世界一周4カ国目ノルウェー】


念願叶って、30を迎えた当日、無事シュラーグボルテンに登る事になりました。



まず、バスが朝7:30だったので、6:00に早起き!


けど、バスステーションからボートが遠くて、間に合わないし、前日のプレーケストーレンの足の疲労を抱えていたので、今日の激しい登山に備えて、嫌だったけどタクシーを使った。150kr...




あとで、自分の選択は正しかったと思い知る事になる。



バスステーションに着くと一台のバスが止まっていた。

シュラーグボルテン行く?
席空いてる?

と聞くとあっさり、空いてると言われた。
どうやらオフシーズンなので、登山者自体が少ないらしい。
あっさりバスに乗れてしまった。すごく喜んでる私を運転手は暖かく見守ってくれた笑


ちなみに昨日と同じ中国人カップルとか、みた事ある顔ぶれもいた。



ここから、シュラーグボルテンまではバスで3時間ぐらいかかる。
私は、今日も4時間半ぐらいしか寝てないし、その前も夜行だったので、そこで登山に備えて全力で寝た。





そして、到着!

バスの運ちゃんがアナウンスをする

さあ、着きました。今日は頂上付近はマイナスの気温です。
みんなスニッカーズは持ちましたか?笑

雨も降ってるので、滑らないように気をつけてください!では、幸運を祈ります‼︎



外はしとしと雨、気温はゲキ寒。


ちなみに私の今日の登山装備

・ノースフェイスのレインジャケット
・ユニクロのウルトラライトダウン
・ネルシャツ
・Tシャツ
・コロンビアの薄手のパンツ(撥水加工なし)
・アディダスのタイツ

・どちらかと言うとハイキング用の、コロンビアの靴


自分の中の最強装備をかき集めてきた‼︎絶対ダメ笑


けど、それでもシュラーグボルテンは甘くなかった。





まず、登ろうとすると岩山に鎖が現れる。




えっ⁉︎これを使って登れって事ですかい⁉︎


結構な急斜面に鎖が付いていて、それを伝いながら登る。しかも、最悪な事に岩がボコボコしておらず、凹みがあまりない…スベル。。。



いや、晴れてたらどうって事なかったと思うよ‼︎けど、相手は雨でツルツル滑る岩山だから、もう条件としては最悪だった。


それを15分ぐらい登ったところで、雨も降ってるし、もう一眼は仕舞おうと思って、カバンに入れかけた…



そしたら、手からスベって岩山を転がり落ちた!




終わった…

そう思った。慌てて、5mくらい下に落ちたカメラに駆け寄った。雨で流れができていて、少し水に浸かっていた。

最悪だ…誕生日に一眼壊すなんて…

確認したかったけど、足場が最悪なので、とりあえず、登り切って考える事にして、カメラをコンデジとiPhoneに切り替えた。

登って降りて、また鎖を登って降りて、山を三回ぐらい超えただろうか。



寒さを感じないのは、それだけ登頂がハードだったからだ。

日本でボルダリングやってくれば良かったと、何度も思った。




多分男子だったらいいのだが、女子一人はツライ。
そういう人もチラホラいるが、やっぱり辛そうだ。



因みに昨日もいた中国人カップルは、彼氏がシャキシャキ登ってって彼女を置いていった。見かねた他の中国人が助ける笑
オレ様彼氏なのかなぁ…とか思いながら登った。

ヤバい悪い事しか書いてない!
ご安心ください、登った人だけ見れるこんな絶景もあるよ‼︎





見渡す限りの岩山!
こんな景色があるのか…
疲れていてもスゴかった。

そして、鎖が終わると、ひたすら山を歩く。


やっぱりツルツルしてるので、中途半端な靴の私は油断するとコケそうになる。
けど、スベっても尻餅を付かなかったのは、去年体幹をを鍛え直したからだろう、オルカのトレーナーのとしに本当に感謝!
本当に体鍛えておいて良かった!




心許ない「T」の赤文字を伝いながら、ひたすら道を進む。

そして、崖に挟まれた川を下ると



あったー!!!!


奇跡の岩があった!


登頂3時間!遂に着いたー!
本当に感動!



ロシア人の女の人に頼んで撮影!

最初、男の人でずっとこんななって登れない人がいた。

片足だけかけて登れず…

ちょー怖い…

誕生日に死にたくないー、と思った!







けど、乗ると意外とあっさり乗れる。下さえ見なければ笑

台湾人の団体の中には、ジャンプしてる女の子もいた。(私にはムリ)



こういう時、男の人の方が弱い笑

女の子はポーズしたり、ジャンプしたりするのに、男の人のの方が立つ事すら出来なかったりする笑



ちなみに私は最初の写真がイマイチだったので、テイク2もやった笑

Take2の分




そして、カメラの損傷確認。

画面にキズ、起動オッケー!
けど、レンズキャップがレンズカバーに食い込んでる。けど、外せば撮影出来る。

Canon先生は偉大だ。グアテマラでも落っことしたし、この前もバスで寝てて落っことした。そして、5m落ちて水に浸かった段階での奇跡の生還…





てか、もう少し丁寧に扱いましょうw

タイ辺りで買い換えようかな〜

絶景を見ながら高カロリーバーとパンを食べる。





そして、これからあの道を帰らなければならない…

誰かヘリを呼んでくれない?


目的に向かって、登るの好きだけど降りるのは嫌いだ…

しかも、鎖を伝ってあの道を帰らなければならない…

もう思考を停止させる事にしたwww




帰り道、後一山ってところで、これから登るアメリカ人親子に会った。ちょうど空に虹がかかったので、皆んなが写真撮影してた時だ。


時刻はもう午後3:30を回っていた。しかも、彼らの装備は普段着、お父さんは一山目でバテバテだ笑


息子の方に

これから登るの?
後、同じのが2山あるよ!

そうだよ!俺はクレイジーだからな笑


と、彼は

We don't know,if I do.(やってみなけりゃわからないだろう)
訳コレで合ってるかな笑

俺は行くよ!

と言った。
これから彼の装備で、登るのは無謀だと思うけど、彼の言葉はグッときた


私の世界一周もそうかなと…
やってみなけりゃ、わからない。


勝手ながら、誕生日にいい言葉をもらったと思った笑

彼らが登るのを少し見送ってから、私は最後の一山に取り掛かった!

お父さんの方



無事生還して、もうなんでも良いから糖分を取りたかった!

しかも、ノルウェーの山にはトイレがないので、必要最低限しか水を飲めない。

なので、高いけどご褒美にコーラを買いました♪




コーラを買った時に店員さんに



頂上まで行ったかい?



と聞かれ、「行ってない」と答えると



頂上はいい景色なんだよ!
あそこから、パラグライダーで降りるんだ!最高さ!



と言われた。




散々もう2度と登らない!とか思ってたが…


今日はムリだったけど、いつか晴れてたら行きたいと思った笑




帰りのバス

メリ込んでる…



これ、何とか外れました‼

一眼は無事でした‼キャノン様様です笑

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