サニパスゲートからレソトに入国!国境は、震えあがるような道だった…【世界一周14ヵ国目レソト】

2018.1.9
私が今滞在してるサニロッジバックパッカーズからは、「ドラケンスバーグ」の山々が見えます。






このドラケンスバーグは、2013年に「マロティ・ドラケンスバーグ公園」として、ユネスコの複合遺産に登録されています。


美しいです!

そして、今日は遂に「アフリカのスイス」「天空の王国」の異名を持つ、絶景の国、レソトに向かいます。

特にこのサニパスの国境は、絶景ルートとしても有名です。とても楽しみです。

また、レソトは毛布の国としても有名です。
毛布って、寒い時にお布団にかけるアレです。
あれが、伝統衣装の一部として身にまとわれています。


日本に残念ながら、その概念は誕生しなかったなぁ
その毛布、「パソトブランケット」と呼びまして、伝統柄はとても派手でキレイ。今回来たのは、それ目的といっても過言ではありません。


では、張り切って国境越えと行きましょう!
まずはサニパスゲートのすぐ側にある、サニマウンテンロッジに今日は宿泊予定です。



今日の空は、順調に曇っています笑






絶景見れないじゃん。


とりあえず、ここでうだうだしてもしょうがないので、向かうだけ向かいましょう!




宿の人曰く、「ここから3キロ先に国境行きの乗合バスがある。そんなにバスはいない。」
とのこと。


普通maps.me にはバス停が表示されるのですが、ここにはないです。







どこだよー!

あっ、もしかして、これの近くですか?


Sani pass airport !









受付にいた人達、大爆笑!




サニパスにエアポートなんてあるわけないだろー!



いや、地図には載ってるし!
ないの⁉︎エアポート!





釈然としないながらも、真っ直ぐな道だから、歩きゃ着くでしょう。

というわけで!


3キロ歩く事を決意。



9:30に宿を出発!




5分後…


ムリ、疲れた


何せ総重量25キロはあろうかという荷物を背負ってますからね。遭難時手に入れた、エマージェンシーブランケットが重い…



開始10分で諦めて、歩きながら乗合バスが通らないか、期待。

そうこうするうちに、Sani pass hotel 横のサニパスエアポートに着きました。





影も形もありません。

草原

辛うじて、ヘリが止まろうと思えば、止まれる程度。


そりゃ笑われるわな…

と思いながら、ここを通る数少ないミニバスを探しました。

すると一台の車が…


乗っていたのは、受付で空港について笑っていた宿の人と、一緒に泊まっていたフランス人二人組!


空港なかっただろう?ハッハッハ

乗せてやるよ!

てな事で、空港がよほどウケたのか、ちゃっかりタダで乗せてもらうことに。



本当は、フランス人二人のツアー中だったみたいで、少しの間お邪魔させていただきました。

で、着いたのがここ!





うーん…廃墟?

どうやらこれが目印のようです。



位置はココ

到着したのは10:00

普段から、レソト側に行く人って少ないみたいです。
レソトからのミニバスは、人をぎゅうぎゅうにして、バンバン来るのに、レソトに行きたい人は、レソトらしい毛布を着たおじさんと私だけ。


例の如く、いっぱいになってからの発車のようです。


おじさんは、私に話しかけて来るけど、現地の言葉なのでこれっぽっちもわからないです。


暇です。

暇なので、これを読んで待ってました。




すごく端的に言うと、銀行強盗するギャングの話です。


だから、表紙が目出し帽なんですね。


面白いのです。上の3行からは何も伝わらないと思いますが…
待ち時間と一緒にやる気も削がれていってます…

暇すぎて読み終えてしまいました。



2時間…

12時です。お腹減りました。

プレハブ小屋みたいなのが、お店になっていて、お菓子とかを売っていました。



1ランド(9円)で購入

すると遂に動きが!

人をいっぱい乗せた車が、レソトと反対の方向からやってきた!



よし!これでここから移動できる。



毛布のおじさんと私は車を移動させられて、12:30にバス乗り場を発車しました。料金は110ランド。





あれだけ待たされたのに、何故か乗客3人…

隣のバンは人も荷物もぎゅうぎゅうに詰め込んでいるのにね!



私の2時間半を返してください



これもしかして、時間制なのかなぁ…

よくわからないけど、バスガラガラだし、行けるからまあいいか


肝心の絶景ですが…




分厚い雲に覆われております!

そうだよね…
バス停いた時から、ずっと霧雨だったもんね…泣




多分ここを通る人達は、絶景に気を取られて気づかないかもしれないですが、ここの道かなり過酷です。

右側は崖、そして道路と言う名の砂利道を4WDでは無いハイエースで爆走して行きます。





そして、何故かドライバーさんは右側(崖側)、あとタイヤ一個分で落下するラインまで寄りたがります。

レソトも南アも左車線なんですけどね…



絶景で震えるはずが、恐怖で震えながらの国境越え。

途中で南ア側のイミグレを通り、スタンプを押してもらって、最後に山頂までいって、レソトのスタンプを押してもらいます。


そこで、バスを降りましょう。

遂に毛布の国こと、レソトに到着です。

1月で季節は夏ですが、サニパスゲートは標高2700をこえます。

寒いです!絶好の毛布日和‼



毛布の人達を探す私。


ん?




ん?




目出し帽?

毛布の民も見かけますが、私が見かけてのは、たくさんの目出し帽の人々!


本当はレソトには、伝統的な「パソトハット」という物があります。レソトの国旗の真ん中にある、黒い影。あれが、パソトハットです。
国旗になる程のレソトの伝統的なハット。



けど、伝統が廃れたのか、寒いからか結局レソトを通過して、パソトハットを見かけたのは数回程度…圧倒的に目出し帽率が高い!

いつからここは、毛布の国ではなく、ギャングの国になったのでしょう。


陽気なギャングがレソトを回してるようです。

けど、気持ちわかります。寒いです。特に、サニパス。
地元人は「ここは夏がないからなーハハ」と言うておりました。



明日、レソト名物ポニートレッキングをしようと思っているのですが、 果たして、晴れるのでしょうか?

その日は、霧で何も見えなかったので、一日中宿でのんびりしていました。


一面真っ白。。。

ここ、サニマウンテンロッジは、アフリカイチ高い位置にあるバーを併設しています。


せっかくなので、レソトビアで一杯!





40ランド高い…けど、経験への投資ですからw

その後は、真っ暗の中ドミに戻りました。最早田舎過ぎて、危なくないでしょう。

こんな霧(てか、雲)なので、夜空期待してなかったのですが、時々雲が切れて星空が見えました。

自分の腕がなさすぎるのが悲しい…

その星空は、サハラもナミブも超えてダントツで綺麗でした!
雲の切れ間だけでも、こんなにキレイと思えるとは…

ダナキルもキレイらしいので、比べるのが楽しみです。


そう思いながら、気分良くシャワーを浴びてたら




ガタン!

と大きな音がして、明かりが消えました。

おそらく、田舎なので、ある一定時間になると電気が切れるのでしょう。

ちょうど頭を洗い終えてたところだったので、慌ててシャワーを切りました。
せっかく、あったかいシャワー出てたのに…


私がシャワー室に入るのを見てた、欧米人家族がライトを持って、助けてくれました。
ありがとうございます…

そんな感じで、レソト1日目が無事終了いたしました。


今日のお宿 「Sani mountain lodge 」




ドミトリー  305ランド(ハイシーズン価格)けど、安くても275ランドはする

小さいけど価格表


シャワー&水圧 ★★★★☆
問題なし、ただし、10時半ぐらいでブレーカーが落ちた
清潔さ★★★★☆
高いだけあってキレイ
Wi-Fi ★★★★☆
メインロッジで使用可。動画もアップできるハイスピードWi-Fi。ドミはメインロッジ側の窓で少し使える。
コスパ ★★☆☆☆
高い…


更に値上がりしてました。ドミはメインロッジから歩いて10分ぐらいの村の真ん中にあります。


キッチンあり。買い物できる所無いと思ってましたが、ドミの隣に商店らしきものが一件…未確認なので、自炊したければ、一応食材は持っていった方が無難。

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因みに目出し帽のほかに、ドレッドヘアも最近の流行みたいです。
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