悔しいけど、ロベン島に行けなかったので、ケープタウンでスターウォーズを見た話【世界一周13ヵ国目南アフリカ】

2018年1月4日


今日は、夕方にネルソン・マンデラが幽閉されていた、ロベン島に行く予定です。

島への出発は、17時にウォーターフロントから。
それまで、とても暇です。



もう一つの山、ライオンズヘッドに登ろうかと思いましたが、テーブルマウンテンで山は懲りたので、登りたくありません。



昨日実は、ウォーターフロントのショッピングモールで映画館を発見しました。
そういえば、今「スターウォーズ」が公開中ですね。



「どうせ見るなら、映画館で観たい!」
しかし、私が帰国した1年後には、確実に公開が終わって、次回作で話題になってるぐらいでしょう。

けど、それでもまだいいかな…とか思ってました。


けど、アフリカ南下組のうるちゃんののほほんした言葉で、私の心は決まりました。




「ここから北は、どんどん文明がなくなって行くんだよね」


素敵なスマイルと共にこう仰ってました。




「文明がなくなる」って、いう表現を初めて聞きましたよ…

それだけ切実なのが、ひしひしと伝わってきます。



いつやるか、今でしょう!


という事で、朝レンタカーを返してから、その足でウォーターフロントにやって来ました。




映画館





スターウォーズは人気なので、普通のタイプと、VIPがあります。



VIPは130ランド。普通は3Dで95ランド。



違いは、VIPの方がちょっとプライベート空間らしい



どうせなら空気感を楽しみたいし、安いので私は普通の方にしました。




3Dメガネは別途10ランド必要で、お持ち帰りできますいらない




席は自分で空いてる所からモニターで選べます。
日本とほとんどシステムが同じですね。


朝早いせいか、ガラガラなのでVIPにするまでも無いようです。



映画と言えば、ポップコーンとコーラですね。
そろそろ法律を制定していいんじゃないか、というぐらいの定番アイテム!


売店で、ポップコーンのプレーンを買います。

味は、自分でお好みのを振りかけます。

チーズ味があったので、高血圧になりそうなぐらい振りかけてあげました。




地元感を味わいたかったのですが、残念ながら白人しかおらず…しかも、10人もいない




けど、英語が70%ぐらいわからないながらも、大満足の面白さだったので、よしとしましょうか

エンドロール全部残るのは、日本人だけみたいなので、私も終わったらそそくさと退散しました。


そして、文明国家にいるうちに買い物をしました。


ヨーロッパの、ポッケに入れた100均のダイヤルロックを分解する程の洗濯機で、ボロボロになった下着を交換。

やっぱ安定のアンダーアーマー!



これのスポブラとショーツの速乾性は神がかってます!



Tシャツを買おうと、ヨーロピアンがよく着てる「super Dry」に寄ってみました。

1000ランド(8000円)以上するのを見て、そそくさとお店を出てきました。



モール内は本当に綺麗!





ここは南アフリカと言う名のヨーロッパですよ。

Wi-Fiもあるし、物価は決して安くはないけど、食べ物も美味しいし、幸せです❤︎





そして、16:30お待ちかねのマンデラ大先生の投獄されてたロベン島へ








船が欠航でした…





全然晴れてて波も穏やかなのに、出航できないと

近い日は全て埋まってて、早くて3日後からしかないって…





さようならロベン島…


ケープタウン、これがメインイベントだったと言っても過言ではない。


どれだけ私が楽しみにしてたことか…
ウィキペディアでマンデラの経歴の復習をしたぐらいだ。

宿への帰り道、がっかりしすぎて、顔が前へ傾きっぱなしだった。


多分顔が暗すぎたのか、近くの銀行のセキュリティのおじさんに「元気か?」と声をかけられた



唯一の救いは、昨日のみんなで、ご飯を食べれた事です!








昨日買ったワイン



うるちゃんがスープやポークソテーを作ってくれたので、かなり豪華です。


昨日買ったワインで乾杯して、談笑する時間がなかったら、私の気分は地獄に落ちたまんまだったでしょう。

そんな感じで、ケープタウン最後の夜は楽しく終わりました。



少しケープタウンのお話をしましょう。

本来なら船が出るはずの場所には、アパルトヘイトについてのパネル展示があります。



街の至る所に、マンデラの像やアパルトヘイトについての展示があります。




けどケープタウンの街を歩いていると、そんな事は微塵も感じられません。格差は失われてないですが、白人と黒人が談笑しているのを見ると、大分昔の事のように感じます。

けど、その話はほんの年前。今街を歩いている人の中にもその時代を生きた人がいるのです。



ネルソン・マンデラの偉大なのは、「許し」を説いたことです。
白人を排除するのではなく、共に生きる道を模索する。

当時、苦い思いをしてきた人々には、困難な事だと思います。

マンデラ自身、政治犯として、長く投獄されて、体調も崩しています。



それでも、彼等を許し、共に生きようと

ケープタウンのこの景観も、彼の努力の結果なのでしょう。



またいつかロベン島も含めて、戻って来ようと思います。





あまり難しい事を長々と書くのもアレなので、一つ映画を紹介しましょう。


私がとても感動した作品「インビクタス」という映画があります。
クリント・イーストウッドの監督作品です。

マンデラの大統領就任後、南アフリカで行われたラグビーワールドカップのエピソードです。

当時、ラグビーは不人気なスポーツでした。なぜなら、チームには黒人が一人だけ、アパルトヘイトを象徴するスポーツだったのです。

その為、アパルトヘイト撤廃後は、チーム名やユニフォームの変更を求める声がありました。

しかし、マンデラはこのチームが黒人と白人の団結の象徴になると考え、周囲を説得しまし、当時のチームキャプテンを励ますため、会合をしました。

その後、マンデラの協力でチームの人気が少しずつ高まり、南アフリカで行われたラグビーワールドカップで、快進撃をしていくお話です。



是非皆さんにも映画を見て、マンデラの功績を感じて、南アフリカを訪れて貰いたいと思っています。




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