エローラ遺跡とリベンジしてきた話【世界一周20ヵ国目インド】

2018年5月11日



今日は夜にムンバイに向けて出発します。
それまで、みっちり観光したいと思います。

服装は、久しぶりにサリーの出動です。




まずは、エローラ石窟群へ

セントラルバスターミナルから、バスが出てます。

なかなかバスが来なくて、結構待ちました。

待ってる間にフロランタン的な物とポップコーンを購入




黄色いからカレー味かと思いきや
バター味だった



近くのおじさんが、「これはエローラ行かない」と教えてくれたバスが、エローラ行きでした。

朝一発目のインドトラップ。
多分悪意はなく、適当に言ったのだと思います。



トラップのせいでバスの座席は埋まってしまいました。

仕方ないので後ろの方に立っていると、わざわざ最前列から、女の人が席を譲ってくれました。

日本人らしく、一応一回辞退してから、ありがたく座らせてもらいました。

8割優しく、2割悪意のあるインド…
バファリンよりは優しくできてるようです。



このバス、お値段33ルピーです。

細かいお金が無くて、50ルピー渡したら、17ルピー帰ってきたのですが、10ルピー硬貨が何かおかしい。



変な線が入ってる。
そして、ひっくり返して見るとわかった。



偽硬貨だった。


10ルピーの偽硬貨は見分けるのが、簡単です。
10ルピー硬貨は二重丸状になっていて、外側が金色、内側が銀色になっています。それに「10」の数字が描かれています。
普通は、10の数字が金色と銀色の部分に跨るようにして描かれているのですが、偽硬貨はど真ん中銀色の部分にだけ、10が描かれています。
わかりやすいので、小銭をもらった時見てみるといいと思います。



そして、1時間ほどで、目的地「世界遺産エローラ石窟群」につきます。
入場料は500ルピーです。

ここは、とっても珍しい古代宗教3つの遺跡が同時に拝めるところです。
アジャンター石窟群同様、石を削って作られた石窟群は圧巻です。

1番から34番まで石窟があります。
1~12が仏教。
13~29がヒンドゥー教。
30~34がジャイナ教になります。



入ると、1番すごいと言われるのが16番の石窟が目の前にあります。ですが、一応A型なので、律儀に1番から順に回って行こうと思います。



何故かみんなには、O型だと思われがちだけど…

ちなみに1番は食物庫だそうで何もありません。



2番から仏陀様が始まります。





なかなかお優しい顔の仏陀様。



アジャンダーは壁画とか、沢山あって彩りがあったけど、エローラは純粋に彫刻を楽しむって感じ。

部分的に、壁画はあるけど、あくまでメインは彫刻。壁画は朽ちてしまったのかな







個人的には、アジャンダーよりこっちの方が好きですね。




にしても、アウランガーバードに来て、更に暑くなりました。
因みに今、熱中症の延長か風邪をひいています。

こういうの辛いです


三階建


そしたら次も…



遺跡に殺される…

いや、むしろ本望かもしれない




2回目の三階に挑もうとしたら、掃除のおばちゃんがサリーを直してくれた。

お代を要求はされなかった…

ありがとう



何だかんだ頑張って登ったら、3階の彫刻は見事だった。




そして、仏教ゾーンのメイン13番




ストゥーパと仏像が飾られています。
元々は、仏教徒はストゥーパを拝んでたのですが、この辺りから、仏像がメインに代わってきてます。
なので、仏像とストゥーパが同時にあるそうです。



そして、13番からヒンドゥー教です。

彫られてる像に勢いがあります。



ジョジョ立ち

仏教が「静」なら、ヒンドゥー教は「動」のイメージですね。

神様も性格的に激しい神様が多い気がします。

そして、16番これが、エローラ遺跡最大の寺院になります。



すごいでしょ!

素晴らしい!本当にアウランガーバード来てよかった!

この見事さから分かる通り、100年もの歳月をかけて彫られたこの遺跡。
今のように重機もない時代に、岩をノミとカナヅチだけで掘ったこの遺跡は、信仰の深さというものを感じさせてくれます。

二階に上がると、前にちょっと説明したリンガが置いてあります。



みんなその周りをぐるぐる回って、手を当ててパワーをもらっています。



例の如く掃除のおじさんが来て、説明をしてくれます。

ちょいちょい壁を懐中電灯で照らして、「カーマストラ」とか言ってたけど、残念ながら、勉強不足でその時は分からなかった。



後々分かったのだが、正式名称「カーマ・スートラ」とは、インド古代の愛の教科書。
ていうか、性愛書。日本における、江戸時代の春画と同じですな。
ウィキペディア見ると出てくるので、気になる人は検索してみてください。


てかおっさん、そんなものを何個も懐中電灯で照らして、私に見せてたのか、ヘンタイやな



遺跡ぐるっと回って、とっても満足で16番を出ました。


そして、そこから一気に32番まで飛びます。


あれ?A型は…?



一応言い訳しておくと、改装中だと勘違いして気づかず飛ばしてしまったのです。

けど、結果的に効率よく回れましたケッカオーライ




30番からはジャイナ教になります。
ジャイナ教寺院へは少し遠いので、シャトルバスに乗っていきます。(21ルピー)

バスの中エアコンなしなので、死にそうになる



ジャイナ教寺院






以前説明したので、ここでは服装についてはあえて触れません。



あっ服着てなかった…

むしろ、このインドの気候ならありなのかもしれない


そしてそこから、バスに乗って、途中の29番前で降ろしてもらいます。

そこから、17番までさかのぼると効率よく回れます。

29番からの28番までの道は改装中で、回り道をしなければならないので、面倒です。

「あちー、頭痛い!」と言いながら全部回り切りました…

大きくて
勢いのいい29番の像






涼しい遺跡内で休むわんこ
ノグチも休みたいです

他も素晴らしいのだけれども16番を見ると、しょぼく感じてしまう…

それほど、16番の遺跡はずごかった!

終わって、バスで次の遺跡へ(33ルピー)

次はダウラターバード

ここは、ジョードプルのメヘラーンガル砦と並び、インド内で3本の指に入るほど見事な砦だそうです。



そして、目指すはてっぺん‼


ココ








何度でも言おう!



遺跡に殺されるなら


本望だ!



景色はいいけどちょー絶ツライ
階段



いい景色ー!

もう満足ですとも!

と思ったら、さらに上があった…



いったい今日で、何個の脳細胞がお亡くなりになったのだろう…



そして、夕刻が迫ってきたので、ダッシュで最後の遺跡へ

乗り合いトゥクトゥク捕まえたら、アウランガーバードまで50ルピーだと…ちと高い
ちょー揉めたけど、時間がないので乗せてもらった。

因みにめちゃくちゃ速度出ない

なぜなら、4人乗りトゥクトゥクに8人乗ってるから…

親父こんなに乗せるなら割り引けよ!




そして、トゥクトゥクを乗り換え150ルピーで最後の観光地へ

それがここ!


皆さん知ってますか、タージマハルはインドに2つあるんですよ。



もう一つがここ、アウランガーバードにあります。


シャー・ジャハーンが愛すべき妻への思いが余って、2つ作ってしまったのです。



その為、国の財政は大きく傾いたと言われています。




因みに教科書は、インド政府の方針で、交互に写真が使われてるそうです。









ウソです。

すみません。

写真がなくなったのが悔しすぎて、嘘つきました。


これは「ビービー・カ・マクバラー」


モデルはもちろん「タージマハル」です。
とても良く似てるので、地元民には「ミニタージ」の愛称で親しまれてるそうだ。

ちなみに、タージマハルは全て大理石仕様だが、こちらは大理石はドームや墓周りの一部のみ、他は、石の上に漆喰を塗っている、何とも低予算仕様となっています笑



見た目だけ言えばほぼタージマハルです。



夕焼けに染まるタージマハル



タージマハルの影



センターから



もういいですね笑

見た目だけ言えば、かなり装飾も細かくてキレイです。



せっかくなのでタージマハルでできなかった。
サリーのカッコして、タージマハルの前で撮るを再現しました。







私の心の中の、何かが満足しました



これで心おきなく、インド最後の都市ムンバイに行けます。


では、移動についてはまた次の話で




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気がついたら、いきなりカメラの中の写真データが消えてたんだよね~

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