街から街へ


旅を重ねて




好きな人に会い


好きな場所に行き




過ぎ去るのが辛いから旅に出たのに





また新たな明かりが通り過ぎて行く



家の窓や


にぎわう通りや


出会う人の中に





ああ、旅人って



亡霊のようだ



何も残す事なく





空気のように街から街へと




さまよい歩く




求めるのはただ一つ



光だけなんだ



それでも私は歩みを止められない





一生なんて何処にもないって知ってる


永遠なんて夢の中だけだって知ってる


子供みたいに、ねだったって




それでも私は歩みを止められない



例え、私が街から街を彷徨う、亡霊のような存在だとしても


ありもしない天国を求めて、彷徨うとしても


それでも、見知らぬきみに会いたいんだ




その先の先を見たいから




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